この記事の結論(3行まとめ)
- 株式会社SHIFT(単体)の平均年収は約685万円(2025年8月期、平均38.0歳)。ただし年間昇給率は11.0%→6.9%→5.6%と、会社の目安「10%前後」を直近2期は下回りました。
- 「やばい」と言われる背景は、AI転換にともなう採用の見直し(非AIのテスト人材や未経験・経験の浅い層は抑制)、2026年8月期の減益、株価の急落です。正社員の離職率は6%台で、会社の目標(5〜8%)の範囲内です。
- カギはテスト設計・PM・AI活用へ役割を広げられるか。社外に出るなら、事業会社のQA、開発職、PMO・コンサル、外資ITが主な選択肢と考えられます。
「株式会社shift やばい」と検索すると、口コミや噂が多く出てきます。この記事で取り上げるのは、ソフトウェアの品質保証・テストを手がける株式会社SHIFT(東証プライム、証券コード3697、本社:東京都港区麻布台)です。東京都中央区日本橋堀留町にも同じ名前の「株式会社SHIFT」がありますが、別の会社です。口コミサイトのOpenWorkでは「SHIFT(ソフト開発)」と表記して区別しています。
SHIFTは2026年、AIを軸にした事業モデルへの転換を打ち出し、採用する人材の種類を見直しました。2026年8月期は売上が伸びる一方で利益が減り、株価も大きく動いています。こうした2026年の変化を、有価証券報告書(有報)、決算短信、採用サイト、公式の求人票などの一次情報で整理します。
現職の方と、SHIFTへの転職やSHIFTからの転職を考えている方に向けたまとめです。数値は2026年9月20日時点のものです。「単体」は株式会社SHIFT1社、「連結」はグループ全体の数値です。
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株式会社SHIFTとは?会社概要とグループの成り立ち
| 商号 | 株式会社SHIFT(SHIFT Inc.) |
| 設立 | 2005年9月 |
| 本社 | 東京都港区麻布台一丁目3番1号 麻布台ヒルズ 森JPタワー |
| 代表者 | 代表取締役社長 丹下 大(設立時から) |
| 取締役会長 | 佐々木道夫(2024年11月就任。キーエンスの元社長) |
| 上場 | 2014年11月 東証マザーズ → 2019年10月 東証一部 → 2022年4月 東証プライム |
| 事業 | ソフトウェアの品質保証・テスト(セグメントはテスト関連、開発関連、その他近接の3つ) |
| 従業員数 | 単体6,201名、連結11,688名(2025年8月31日、就業人員) |
| グループ | 連結子会社38社、持分法適用関連会社1社(2025年8月31日) |
| 国内拠点 | 札幌、仙台、新潟、名古屋、京都、大阪、広島、福岡、宮崎(採用サイトの記載) |
成長を支えてきたのはM&Aで、累計38件(2025年8月末時点、決算説明会資料)にのぼります。2022年3月にはM&A専門の子会社SHIFTグロース・キャピタルを設立しました。2025年4月にはライズ・コンサルティング・グループ(東証9168)の株式33.00%を約76億円で取得する契約を結び、同社を持分法適用会社にしました。2026年4月には、システム開発などを手がけるニッセイコム(2025年3月期の売上高208億円)を約178億円で子会社化しています。
AIへの転換も進めています。2025年10月にCognition AIと「Devin」の導入に関する提携を発表し、2026年7月の決算説明資料では「人の生産性を高めるモデルから、AIによって業務そのものを提供するモデルへ」という方針を掲げました。2026年5月には、グループ15社のバックオフィスを9月1日付でSHIFTに集約すると発表しています。中期目標「SHIFT3000」では、2030年に売上高3,000億円を目指しています。
SHIFTの年収は?平均約685万円と昇給率・給与の組み立て
有報によると、株式会社SHIFT(単体)の平均年間給与は2025年8月期で6,849千円(約685万円)です。前期の約670万円から約2.2%増えました(計算値)。
有報で見る平均年収の推移(単体)
| 決算期 | 平均年間給与 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 従業員数 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年8月期 | 6,849千円(約685万円) | 38.0歳 | 3.2年 | 6,201名 |
| 2024年8月期 | 6,699,640円(約670万円) | 38歳 | 3年 | 5,495名 |
| 2023年8月期 | 6,435,196円(約644万円) | 37歳 | 2年 | 4,396名 |
有報の注記では、平均年間給与は「賞与及び基準外賃金を含んでおります」とされています。期末の就業人員全体の平均なので、入社して間もない社員が多いと伸びにくいと考えられます。年齢別や職位別の内訳は有報に載っていないため、自分の年収と比べるときは、下の求人票の年収レンジもあわせて見るのが現実的です。
年間昇給率の推移:目安「10%前後」と実績の差
会社は年間昇給率「10%前後」を目安にしています(有報)。しかし実績は2023年度の11.0%から、2024年度6.9%、2025年度5.6%と下がり、直近2期は目安を下回りました。
| 年度 | 年間昇給率 |
|---|---|
| FY2018 | 9.4% |
| FY2019 | 10.4% |
| FY2020 | 10.7% |
| FY2021 | 10.4% |
| FY2022 | 10.2% |
| 2023年度 | 11.0% |
| 2024年度 | 6.9% |
| 2025年度 | 5.6% |
「SHIFTは毎年10%昇給する」という紹介が当てはまるのは、2023年度までです。英語版IRでは、昇給率の対象を通年在籍した正社員(休職者や出向者などを除く)としており、平均年間給与の伸び(+2.2%)とは定義が違います。
求人票から分かる給与の組み立て
公式の求人票(HRMOS)2件の給与欄は次のとおりです。
| 項目 | SAP導入支援PM・PMO | エグゼクティブテックリード |
|---|---|---|
| 想定年収 | 600万〜2,000万円 | 1,200万〜2,500万円程度 |
| 月給 | 500,000〜1,666,667円 | 1,000,000〜2,083,334円 |
| 固定残業 | 固定残業手当(30時間相当分)を含む | 30時間分を含む。超えた分は1分単位で支給 |
| 賞与 | 記載なし | 記載なし |
| 給与改定 | 年2回 | 年2回 |
2件とも想定年収は月給×12と一致し、賞与の記載はありません。月給には固定残業代(30時間分)が含まれ、SAP導入支援PM・PMOでは確定拠出選択金55,000円も含みます。他社のオファーと比べるときは、固定残業代と賞与の有無を分けて比べると誤解が少なくなります。
ただし、全職種で同じ組み立てかは2件だけでは分かりません。有報の平均年間給与は賞与を含む定義なので、「賞与がない会社」とまでは言い切れません。なお新卒は一律の初任給をやめ、選考の評価で年収を個別に提示する方式で、「提示年収は400万円を保証」としています。
SHIFTが「やばい」と言われる6つの理由【2026年の事実で検証】
「やばい」と言われる背景を、日付と出典のある事実で確認します。
理由1:AI転換で採用を見直し、非AIのテスト人材と未経験層を抑制
SHIFTは2026年7月15日の第3四半期決算説明資料(p.48「人材採用の状況」)で、「採用ポートフォリオ見直し」を示しました。
| 区分 | 対象(資料の表記) |
|---|---|
| 採用を加速 | 事業部長クラス、ハイスキルPM、各種営業、AIモダナイST人材、AI BPaaS人材、FDE(Forward Deployed Engineer) |
| 採用を抑制 | 非AIテスト人材、未/微経験エンジニア、バックオフィス人材、オペレーション人材 |
採用サイトの「未経験・第二新卒採用」は、2026年9月20日時点で「応募受付は終了しました」と表示されています(終了日や再開の予定は記載なし)。募集していたのは「AI×BPaaS推進スタッフ」と「品質保証エンジニア(テスト実行・テスト設計)」でした。
採用人数(グループ連結、正社員と契約社員)は2023年度2,630人、2024年度2,563人、2025年度2,217人です。有報(2025年11月提出)では2026年度に「2,500人を超える採用を目指しています」としていたので、採用をやめたというより、上位層やAI人材へ重点を移す見直しと読めます。「今後は未経験者を採らない」と断定できる資料は確認できませんが、未経験から入る道は、現時点では狭くなっていると考えられます。
理由2:2026年8月期は増収でも減益。利益の予想を下方修正
2026年8月期の第3四半期累計(2025年9月〜2026年5月、連結)は、売上高が21.4%増えた一方、営業利益は4.3%減りました。
| 項目(連結) | 第3四半期累計 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 115,848百万円 | +21.4% |
| 営業利益 | 11,383百万円 | △4.3% |
| 経常利益 | 7,312百万円 | △37.1% |
| 親会社株主に帰属する四半期純利益 | 3,979百万円 | △36.6% |
会社は営業減益の理由に、「AI関連投資の先行実行」、抑えていた採用を正常化したことによる採用費の増加、大型案件の獲得に営業リソースを集中させたことによる「稼働率の一時的な悪化」を挙げています。経常利益の落ち込みが大きいのは、ライズ・コンサルティング・グループに関して持分法による投資損失3,872百万円を計上したためです。
| 通期予想(連結) | 期初(2025年10月14日) | 修正後(2026年7月15日) |
|---|---|---|
| 売上高 | 150,000百万円 | 160,000百万円(上方修正) |
| 調整後営業利益 | 20,000百万円 | 20,000百万円(据え置き) |
| 調整後経常利益 | 20,000百万円 | 16,000百万円(下方修正) |
| 親会社株主に帰属する調整後当期純利益 | 13,500百万円 | 9,000百万円(下方修正) |
売上高の予想は1,600億円に引き上げ、調整後営業利益(のれん償却費などを足し戻した利益)は据え置きました。一方、経常利益と純利益の予想は、この持分法投資損失を受けて引き下げています。通期の決算は2026年9月20日時点で未発表です。
理由3:株価が一時約6割下落し、その後持ち直した
株価は2025年8月期末の1,530円から、2026年2月24日に590円(年初来安値)まで下がりました。下落率は約61%です(計算値)。その後は持ち直し、9月18日は881.1円でした(いずれも2025年1月に1株を15株に分割した後の株価)。
| 日付 | 株価 | 主な出来事 |
|---|---|---|
| 2025年8月期末 | 1,530円 | 売上高・営業利益とも過去最高の決算期 |
| 2026年1月15日 | 871.3円(前日比8.5%下落) | 前日に第1四半期決算(営業利益19.9%減)とニッセイコムの取得契約を発表 |
| 2026年2月24日 | 590円 | 年初来安値 |
| 2026年7月17日 | 743.4円(前日比9.4%上昇) | 7月15日に第3四半期決算と上場来初の配当を発表 |
| 2026年8月28日 | 1,021円 | 年初来高値 |
| 2026年9月18日 | 881.1円 | 時価総額は約2,357億円 |
LIMO(2026年4月28日)は下落の背景として、人員を増やして売上を伸ばす事業モデルへの評価の変化、AIの脅威、中間期の増収減益を挙げていますが、これは一つの見方です。
理由4:昇給率が目安の「10%前後」を2期続けて下回った
年間昇給率は2023年度11.0%、2024年度6.9%、2025年度5.6%で、目安の「10%前後」を直近2期は下回りました。平均年間給与の伸びも+2.2%(2025年8月期)です。「毎年10%上がる」という評判を前提に入社すると、期待とずれやすいと考えられます。
理由5:平均勤続3.2年と離職率。社員の急増で勤続が短く見える
平均勤続年数3.2年(2025年8月期、単体)の背景には社員の急増があります。単体の従業員数は2,254名(2021年8月)から6,201名(2025年8月)へ4年で約2.75倍になりました。入社して間もない社員の割合が高いと、平均勤続年数は短く出ます。勤続年数の分布は公表資料で確認できないため、この数字だけで「すぐ辞める会社」とは言えません。
| 年度 | 正社員の離職率 |
|---|---|
| FY2018 | 11.5% |
| FY2019 | 13.0% |
| FY2020 | 8.1% |
| FY2021 | 7.4% |
| FY2022 | 6.9% |
| 2023年度 | 6.4% |
| 2024年度 | 6.1% |
| 2025年度 | 6.6% |
正社員の離職率は2023〜2025年度に6%台で、会社の目標レンジ(5〜8%)に収まっています。ただし計算式は「期中の正社員の離職者数÷期末時点の正社員在籍数」で、社員が増えている時期は、期首の人数で割る場合より低く出ます。他社と比べるときは定義の違いに注意が必要です。
理由6:客先常駐やテスト中心のキャリアへの不安
新卒採用FAQでは「一人でお客様先に常駐することはなく、プロジェクトメンバーとともに常駐するケースがほとんど」と説明しており、求人票にも「一部配属プロジェクトによっては、常時お客様先や会社での就業の可能性」とあります。一方、在宅勤務の割合は6割程度(2025年8月時点)です。常駐する社員の割合は、公表資料では確認できません。
有報では、顧客の構内で働く場合も管理責任者を置き、その管理責任者が指揮命令する体制をとるとしています(偽装請負の防止)。「SES企業」と呼ばれることもありますが、会社自身はそう名乗っていません。「テストしかできない」という不安は、キャリアパスの章で整理します。
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それでもSHIFTを評価できる点(業績・テスト事業・配当)
売上は2期で約1.5倍、2025年8月期は過去最高益
| 決算期(連結) | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 |
|---|---|---|---|
| 2023年8月期 | 88,030 | 11,565 | 6,245 |
| 2024年8月期 | 110,627 | 10,537 | 5,127 |
| 2025年8月期 | 129,819 | 15,628 | 8,935 |
2025年8月期は売上高が17.3%、営業利益が48.3%増え、過去最高を更新しました。2026年8月期も売上高の予想を1,600億円に引き上げており、減益の局面でも売上は伸びています。
利益の大半はテスト事業が稼いでいる
| セグメント | 2025年8月期 売上高 | 同 営業利益 | 2024年8月期 売上高 | 同 営業利益 |
|---|---|---|---|---|
| ソフトウェアテスト関連 | 84,295 | 21,518 | 71,342 | 16,166 |
| ソフトウェア開発関連 | 40,128 | 2,610 | 35,008 | 1,831 |
| その他近接 | 10,741 | 736 | 8,327 | 170 |
2025年8月期は、セグメント利益の合計24,864百万円のうち21,518百万円をテスト関連が稼いでいます(表から計算)。テストの仕事は、現時点では会社の利益の柱です。
上場来初の配当と、成長投資の方針
2026年7月15日、SHIFTは2026年8月期の期末配当予想を0.00円から4.10円に修正し、上場来初の配当を行う方針を示しました。資本配分はFY2028まで内部留保80%・株主還元20%とし、理由に「外部資本を活用したM&Aが可能となるなど成長手段が広がった」ことを挙げています。社員向けには、従業員持株会や株式付与ESOP信託などの制度もあります。
働き方・評価制度・中途採用の選考
残業は月平均7.2時間、在宅勤務は6割程度
| 時間外労働(月平均) | 7.2時間程度(2025年8月期実績)。FY2019は15.2時間、FY2024は8時間 |
| 在宅勤務の割合 | 6割程度(2025年8月時点) |
| 勤務時間・休日 | 9:00〜18:15(実働8時間)、完全週休2日、年間休日120日以上 |
| 育休 | 男性の育児休業取得率73.0%(2025年度、単体) |
英語版IRの残業時間は、裁量労働制の対象者を除いた集計です。案件ごとの差は、この平均からは分かりません。
評価は半期ごと。給与テーブルは200段階
評価は半期ごとの絶対評価で、「役員評価決定会議」などで最終決定します。有報には「年2回、役員が計1,200時間以上をかけ、評価会議にて人的資本の向上とともに、各自の処遇を決定しております」とあります。正社員の給与テーブルは、X軸10段階×Y軸20段階の計200段階です(英語版IR)。
社内検定の「トップガン制度」に合格するとワンランク上のポジションに就き、そこで成果を出せば給与が上がります。FY2024は延べ4,946名が受検し、合格率は20〜25%でした。有報の合格者数は519人(2023年度)、956人(2024年度)、877人(2025年度)です。
中途採用の選考は面接原則1回とCAT検定
採用サイトによると、採用面接は原則1回です。選考に進んだ人は職種に関係なく全員がCAT検定を受けます。テストエンジニアの素養を測る独自の検定で、試験時間は約1時間、合格率は6%です(2022年5月の公式note)。一部の職種では、課題の資料作成とプレゼンによる「ワークショップ選考」もあります。
- SAP導入支援PM・PMO:書類選考 → 1次選考(配属先グループ責任者)+CAT検定 → 内定
- エグゼクティブテックリード:書類選考 → 1次面接(リードエンジニア) → 最終選考(ライブコーディングの場合あり)
HRMOSには2026年9月20日時点で78件の求人があります。採用を加速する対象がハイスキルPMやAI人材であることから、経験者はPMの経験やAI活用の実績を具体的に示すと有利と考えられます。
SHIFTに向いている人・向かない人
ここまでの事実から、向いている人は次のような人と考えられます。
- 検定や半期ごとの評価で処遇が変わる仕組みを、成長の機会と受け止められる人
- テスト実行にとどまらず、テスト設計、PL・PM、AI活用へ役割を広げたい人
- 月給×12を基本とする年収の組み立て(確認した求人票の場合)に納得できる人
一方、向かない人は次のような人です。
- 毎年10%前後の昇給を前提にしたい人(直近の実績は5.6%)
- IT未経験から入りたい人(未経験・第二新卒採用は2026年9月20日時点で受付終了)
- 決まった手順のテスト実行だけを続けたい人(「非AIテスト人材」は採用抑制の対象)
エンジニアを多く抱えるほかのIT企業と比べたい方は、こちらも参考になります。

テストエンジニアのキャリアパスとAI時代の変化
公式キャリアマップの「QAの道」
採用サイトのキャリアマップは、品質保証エンジニア、PMO、ITコンサルタント、SAP、アジャイル、インフラ、セキュリティの7種類です。品質保証(QA)の道は次のとおりです。
テスト実行 → テスト設計者 → 上級テスト設計者 → テスト設計リーダー → テストPL → テストPM → 上級テストPM
キャリアチェンジの候補としてPMOやコンサルタントも示されています。上のポジションに進む手段にはトップガン検定があり、求人票の福利厚生欄には社内公募制度も載っています。
AI時代に比重が増す役割
採用サイトの記事(2026年5月)では、「WithAI人材」を4,248名としています。一方で、2026年7月の資料では「非AIテスト人材」の採用を抑え、「AIモダナイST人材」「AI BPaaS人材」などの採用を加速するとしました。2026年4月の決算説明資料(p.10)では、「旧市場は完全に消える訳ではなく一定残る」とも説明しています。
ここから、テスト実行そのものの比重は下がり、AIを使ってテストや業務を設計・運用できる人材の比重が上がる方向と読めます。現職の方は、テスト設計やPL・PMへの移行、AIツールを使った改善の実績、トップガン検定の合格など、社内の評価制度で認められる形で経験を積んでおくと、社内でも社外でも選択肢が広がると考えられます。
SHIFT卒業生の転職先・キャリアの出口
SHIFT卒業生の転職先を集計した公式データは公表されていません。ここでは、テストエンジニアやPMの経験を生かしやすい一般的な選択肢を整理します。
| 方向 | 生かしやすい経験 | 一般に求められやすいこと |
|---|---|---|
| 事業会社・Web系企業のQAエンジニア | テスト設計、テスト自動化、品質指標の管理 | 自社サービスの開発サイクルに合わせた品質保証 |
| 開発エンジニア(自社開発・SIer) | 仕様の理解、テスト観点の設計 | 実装(コーディング)の実務経験 |
| PMO・ITコンサルタント | テストPL・PMの経験、進捗と品質の管理 | 上流工程や顧客折衝の実績 |
| 外資IT(エンジニア職、プリセールス、カスタマーサクセスなど) | 品質保証の知見、製品知識、顧客対応の経験 | 英語力、成果に連動する報酬体系への理解 |
外資ITの年収は、一般にベース給とインセンティブで決まり、営業系の職種ではOTE(目標を達成したときの想定年収)で提示されるのが一般的です。エンジニア系の職種ごとの年収の違いは、次の記事で比較しています。

外資ITやハイクラスの求人を比べたい場合は、外資系の転職に強いJACリクルートメントのような転職エージェントに相談し、職種ごとの年収相場を確かめておくと判断しやすくなります。応募先の給与の組み立て(固定残業代や賞与の有無)も、SHIFTの今の給与と同じ基準で比べておきましょう。
SIerや受託開発の会社からの転職先を広く比べたい方は、こちらも参考にしてください。

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SHIFTに関するよくある質問
- SHIFTの平均年収はいくらですか?
有価証券報告書によると、株式会社SHIFT(単体)の平均年間給与は2025年8月期で6,849千円(約685万円)です。平均年齢は38.0歳、平均勤続年数は3.2年です。年間昇給率の実績は2023年度11.0%、2024年度6.9%、2025年度5.6%で、会社が目安とする「10%前後」を直近2期は下回りました。
- SHIFTに賞与(ボーナス)はありますか?
確認した公式の求人票2件では、想定年収が月給×12と一致し、賞与の記載はありませんでした。月給には固定残業代(30時間分)が含まれます。ただし、有価証券報告書の平均年間給与は賞与を含む定義で、全職種で同じ組み立てかも分からないため、賞与がない会社とまでは言い切れません。
- SHIFTの離職率は高いですか?
有価証券報告書に記載された正社員の離職率は、2023年度6.4%、2024年度6.1%、2025年度6.6%で、会社の目標レンジ(5〜8%)に収まっています。計算式は期中の離職者数を期末の在籍者数で割るもので、社員が急増している時期は低めに出る点に注意が必要です。
- SHIFTは採用を止めたのですか?未経験でも入れますか?
採用全体を止めたわけではありません。2026年7月の決算説明資料で、事業部長クラスやハイスキルPM、AI関連の人材などは採用を加速し、非AIテスト人材や未/微経験エンジニアなどは採用を抑える方針を示しました。採用サイトの「未経験・第二新卒採用」は、2026年9月20日時点で応募受付を終了しています。
- SHIFTからの転職先にはどんな選択肢がありますか?
SHIFT卒業生の転職先を集計した公式データは公表されていません。一般には、事業会社やWeb系企業のQAエンジニア、開発エンジニア、PMOやITコンサルタント、外資ITのエンジニア職やプリセールスなどが選択肢と考えられます。テスト設計やPL・PMの経験、AI活用の実績があると、選択肢が広がりやすいと考えられます。
参考資料(一次情報)
- 有価証券報告書 第20期(2025年8月期)
- 有価証券報告書 第19期(2024年8月期)
- 有価証券報告書 第18期(2023年8月期)
- 2025年8月期 決算短信(2025年10月14日)
- 2025年8月期 決算説明会資料(2025年10月14日)
- 2026年8月期 第2四半期決算短信(2026年4月14日)
- 2026年8月期 第2四半期決算説明資料(2026年4月14日)
- 2026年8月期 第3四半期決算短信(2026年7月15日)
- 2026年8月期 第3四半期決算説明資料(2026年7月15日)
- 配当開始に関する開示(2026年7月15日)
- ニッセイコム株式取得の開示(2026年1月14日)
- ライズ・コンサルティング・グループ株式取得の開示(2025年4月4日)
- バックオフィス集約の開示(2026年5月26日)
- SHIFT英語版IR(ニュース一覧)
- SHIFT英語版IR 非財務データ
- SHIFT英語版IR 人的資本
- SHIFT採用サイト 選考プロセス
- SHIFT採用サイト 評価制度
- SHIFT採用サイト キャリアマップ
- SHIFT採用サイト 福利厚生
- SHIFT採用サイト 未経験・第二新卒採用
- SHIFT採用サイト 新卒の選考ルート
- SHIFT採用サイト 記事(トップガン制度)
- SHIFT採用サイト 記事(2026年5月8日)
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