ここがポイント!
1. 外資ITの人材市場は売手市場!
2. 外資ITでは優秀な方に興味を持ってもらうために、魅力的な福利厚生がいっぱい!
3. 特に従業員のスキル、健康、家族のために費用を負担するケースが多い!
外資系企業への転職のメリット・デメリットという趣旨の記事で「外資の福利厚生が日系企業に劣る。転職前提の考えなので、社員を手厚くケアするという発想がない」と言ったような内容を多く目にします。IT以外の外資系の福利厚生はよく知りませんので、これは外資ITに限った話なのかもしれませんが、外資ITで少し状況が違います。
基本的にIT業界は人材不足と言われており、加えて、企業側は一人でも多く優秀な人材に入社して欲しいと考えています。そ外資ITにおける転職市場は売り手市場なのです。このため、外資ITではさまざまな福利厚生が用意されています。
ここでは私が在籍していた4社の外資ITで提供された福利厚生と、知人から聞いて羨ましかった福利厚生をご紹介いたします。1点ご注意として、全ての会社でこれから紹介する全てが福利厚生として提供されていたわけではないです。
また、ここで紹介するのは私が在籍していた企業での取り組みです。他の外資ITでも他社との差別化のためにさまざまな福利厚生が提供されていると思いますので、情報収集されることをお勧めします。
自分のキャリアの「可能性」を調べなかった後悔だけはしないでください。
「ジョブ型」時代のキャリアプランの考え方を相談できる相手はなかなかいません。
私の親は終身雇用世代だったため、私自身もそうでした。
実は転職エージェントの中にはスグの転職を前提としないで、キャリアについて一緒に考えてくれる企業がいくつかあります。
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1位: JACリクルートメント
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管理人も10年以上前からお世話になってます笑
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ハイキャリアがJACリクルートメントに登録している2つのポイントを見る
IT業界出身者の転職に強い
JACリクルートメントは、外資系だけでなく、国内のIT企業からの求人を多く取り扱ってきている歴史があります。IT業界でのキャリアを考える方にとっては情報の宝庫なので、ハイキャリアの方は好んでJACで情報収集、キャリア相談をしています。
転職希望時期「未定」でも受けれるキャリア相談、業界の情報収集におすすめ!
「転職エージェント」とは転職を支援することを目的としている業態ですが、JACでは「長期的なキャリア支援」を前提に転職時期未定でも、業界同行や給与動向などの貴重な情報を教えてくれます。
ハイキャリアの方は時間をかけて継続的な情報収集をした上で、キャリアプランを考えるためにJACに登録しています。
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健康維持のための補助金
外資IT系企業では、従業員に生産的に業務をしてもらうために、従業員の健康を非常に気にしています。そのため、従業員の健康維持のための補助金を出している企業は多いです。
金額としては、月1万円や四半期毎に2-3万円など、さまざまですが、フィットネスやヨガに通う費用(ゴルフも可)、サプリメントや運動器具などの購入と言ったようなさまざまな用途で使える補助がでます。
キャリア形成のための補助金
外資IT企業では、年次の目標を立てる際、会社への貢献に対する目標を立てるのはもちろんなのですが、個人のキャリア形成のために目標を立てることがあります。
Personal Development(パーソナルデベロップメント) と呼ばれるものですが、これを支援するために補助金を支給している企業も多いです。具体的には、書籍の購入や、何かしら外部の講習費用、大学院の学費補助などさまざまな用途で使えます。
金額としては、年数十万円が支給されます。私が経験した中で最も手厚かった企業では、この Personal Development の費用とは別に、日本の社員向けに英語学習の補助や、会社に英会話の先生を呼んでクラスを提供する企業もあります。
一つ注意点としては、この学習補助金は実際に受講した費用を会社に請求する形となるのがほとんどです。このため、一度自分で建て替える必要性があります。
とはいっても、会社のお金でスキルアップできるのでありがたいですよね。
昼食手当・ケータリング・フリードリンク・スナックの提供
従業員に対する食事の提供で最も有名な外資ITといえば Google だと思いますが、あそこまでの規模でなくても、従業員に昼食やスナック・ドリンクを提供している外資ITは多いです。
昼食は会社の規模により、カフェテリアをオフィスの中に設けたり、ケータリングを毎日呼んだり、1日一人当たり数千円の予算が支給されたりなどさまざまです。
フリードリンクはファミレスであるようなドリンクサーバーが設置され、スナックはお菓子はもちろん、新鮮フルーツなども提供されている企業もあります。
傾向として、従業員の数が多い外資ITはオフィスの施設を充実させて、比較的規模が小さいとランチ手当として従業員に経費清算を許可するなどで対応しています。
チームビルディング費用
別の記事でも紹介していますが、外資ITでは従業員同士の繋がりや結束を非常に重要視しています。
「外資は成果主義で殺伐としている」という記事が多くありますが、少なくても私が在籍していた外資IT全く異なっていました。
その一つのいい例として、会社が社員同士の飲み会などの企画の費用を一部援助してくれる「チームビルディング費用」というのがあります。
これは、四半期毎に従業員一人あたりいくらと、決まった金額をグループで集めて使われます。例えば、一人あたり1万円の支援金であれば、10人集まって10万円を何か一緒に楽しむ企画に使えます。
このチームビルディング費用は個人が自由に使うための費用ではないので、マネージャーがチーム全体で何をするか、または、チームをまたいだ活動をするか、などを他チームのマネージャーと話し合って企画したりします。
サバティカル休暇(長年働いた社員に提供されるボーナス休暇)
すでにお伝えした通り、外資ITでは従業員の健康状態を非常に気にかけています。
従業員にフレッシュな気持ちで在籍し続けて欲しいという思いで、在籍年数大体3から5年ごとに一度、十数日から数十日のボーナス休暇を支給している企業もあります。
これをサバティカル休暇といいます。
従業員側としても非常にありがたい、嬉しい仕組みなのですが、なぜか不思議と、このサバティカル休暇を取った同僚は休み明けに転職を告知する、ということがよくあります。
このサバティカル休暇「そんなに長い間休めるの?業務はどうするのか?」と思われる方もいると思います。外資に転職したばかりの時、私もそう思ってました。
このサバティカル休暇がある外資ITではこの休暇がすでに文化となっているので、マネージャーやチーム全体でメンバーがこの休暇を心置きなく取得できるように業務体制を整えます。
取得する側も、その昔、誰かのサバティカル休暇をサポートしてるのでお互いさまとして心置きなく長期休暇を満喫できるのです。素晴らしい文化ですよね。
確定拠出年金制度
外資系企業では、退職金がないケースが多いようで、外資ITにもそれはあてはまります。
ただし、出している企業もあります。在籍年数何年と閾値が設けられ、それを超えたら在籍時の年収と在籍期間に合わせて支給されるケースもあります。私も実際、2度受け取ったことがあります。
退職金がないまたは、少ない外資ITでは、日本版 401k と言われる確定拠出年金制度に加入している企業が多いです。ざっくりいいますと、上限 55,000円の一部または全額を毎月会社が支給し、提携している運用会社が株式などで運用し、60歳になったら受け取れます、という制度です。
私はまだ受け取ったことはないですが、毎月の給料とは別に貯金ができている感覚で嬉しいです。
社員株式購入制度(ESPP)
外資IT関連の記事で「株」の話はストックオプションやRSU(譲渡制限付き株式ユニット)など様々ありますが、このESPPもその一つです。
私が過去に在籍していた日系企業で「従業員持株制度」というのがありましたが、ESPPは全くの別物です。
簡単にいいますと、決まった割合を給料天引きして、上場している自社の株を市場価格より安く購入できる制度です。
株価は変動しますので、リスクがあると言えばありますが、伸びている会社で提供されていると、最低でも安く購入した分だけ利益が必ず出ることになりますので、嬉しい仕組みです。
このESPPはイメージがつきにくいかもしれないので、一般公開されているAdobeの例をご紹介させていただきます。
各種保険(生命・傷害・所得保障)への加入
従業員の健康を気にする外資ITでは、従業員の家族に対するケアも手厚いです。
育児休暇や介護休暇などはもちろんですが、中には通常個人でしか入らないような生命・傷害・所得保障などの各種保険に企業側の負担で入れるケースがあります。
幸いな事に、これもまだ支給される側になったことがないですが、家族のことを考えると嬉しい仕組みです。
家族への配慮という意味では Google の遺族年金制度が10年以上前に話題になりました。
社員が死亡した場合、年収の半分を10年間遺族に支払う。子供は19歳になるまで毎月1,000ドル受け取ることができる。という内容がさまざまなメディアで取り上げられていました。
社会保険料全額会社負担
通常、社会保険料は企業と従業員がそれぞれ負担しますが、外資ITの中には、一般的には従業員が負担する分も含めて、全額企業が負担するケースがあります。
イメージとしては、給料明細に記載されている社会保険料の金額をそのまま会社が払ってくれる事になるので、給料が高いと言われる外資ITではかなりの額になり、嬉しい制度です。
ただし、転職する際に気をつけないといけないのは、この部分も加味して「年収」を交渉しないと、額面上は結構増えているのに、手取りはそれほど増えてない、という状態になりますので、注意が必要です。
テレワークの補助金
昨今、多くの外資ITでテレワークの導入が広がりました。
元々テレワーク自体は多くの外資ITで仕組みとしてありましたが、状況を踏まえて企業側から強く、または、強制的に在宅勤務を命じられるようになりました。そして、この補助として一定の金額を補助している外資ITは多いです。
仕事用のディスプレイやエルゴノミクス家具の購入費用や、月々のインターネット代などを支給する企業が多くあります。
自社製品の社員割引
法人向けサービスを提供している外資ITにはないですが、コンシューマー向け製品を提供している外資ITでは、従業員に対して自社製品を社員割引価格での販売を福利厚生の一つとしている企業も多いです。
ここでは、私の知っている3つをご紹介サンプルとしてご紹介します。
いかがでしたでしょうか。私は大手の日系企業で仕事をしたことがないので、比較はできないのですが、外資ITでも手厚い福利厚生があることがお分かりいただけたのではないかなと思います。ここでご紹介しているのは、私が過去に経験したものだけですので、ぜひ、広く情報収集して外資ITにチャレンジしてみてください。
こちらで紹介した以外にも、外資ITにはさまざまなメリットがあります。一方で、不安を抱える方も多いと思います。こちらの記事で、私がこれまで体験した不安要素との向き合い方とメリットをまとめていますので、ぜひ合わせてご覧ください。
「外資系企業だから外資ITでは高い英語力が求められるのでは・・・」そんな風に思っていませんか?
実は多くの外資ITでは、高い英語力は必須とされていません。
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多くの外資ITの掲載求人では「語学力」の項目がありますが、その多くが「初級以上」または「不問」です。外資系IT企業は基本的に日本国内のお客様の対応が主な業務ですので、対本社などんの英語を使う業務はマネジメント層が中心で、マネジメント層の求人以外は英語力は求められません。
英語力不問で年収1000万円以上は外資ITでは常識です。
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この記事の読者の方であれば、 JACリクルートメント がIT企業に強いことはよくご存知かと思いますが、外資IT以外でも、年収1000万円を超える国内SaaS系企業の求人や日系IT企業の優良非公開求人などを取り扱っているので、まだの方はぜひこの機会に登録、求人チェックをしてみてください。
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- Q1
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