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外資ITで「入社時に」求められる「英語力」のレベルとその「計り方」
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ここがポイント!
1. 外資ITで求められる英語力は役職や職種、企業規模で大きく違う
2. 求められる場合は、TOEICの点数ではなく、面接での会話が重要
3. 英語ができない場合は、外資ITに転職した後に福利厚生を使って学ぶのがおすすめ
外資系企業への転職を考える際に「英語力」を気にされる方は多いと思います。転職サイトなどでは、目安となるTOEICの点数書いて、あたかも英語力が必須であるような書き方がされていますが、外資ITに限って言えばこれは正しい情報とは言えません。
もちろん、外資系企業は海外に本社があり、日本にオフィスを構えているということは、日本以外の国にもオフィスを構えている可能性があり、各国間の会話の共通言語として英語が使われていて、英語力があることはキャリアにとってプラスになります。
ただし、「キャリアにとってプラス」ということと、「年収」や特に「入社時にどの程度必要か」というのは別の問題です。
入社時に限定して考えた時、英語力が求められるポジションは「本社や他国とコミュニケーションをする必要があるポジション」といえます。このため、営業であれば本社に報告するようなレベルにならなければ英語力は必要ありません。その他では、経理や人事、マーケティングなどは本社や他国とコミュニケーションをする機会が多いので英語が求めらるのは事実です。ただし、それらの職種であっても、規模の大きな会社で平社員としての入社であれば、本社や他国とやりとりするのはマネージャーがメインとなりますので、英語力が必要ないケースもあります。
今回はこの外資転職における英語力について、外資ITに限定して「英語が登場する場面」と入社時の「英語力の計り方」をメインにお話をさせていただきます。キャリアプランとして外資ITを検討している方の参考にしていただけたら幸いです。
管理人プロフィール


外資転職ドットコム:管理人
- 5回の転職で6社を経験
- 日系ブラックIT企業で社会人3年目で月収25万円(交通費込み)から、転職を重ねて今は外資系IT企業で年収2700万円超え(令和4年実績)
- 給料関連の公的書類をこちらで公開中
プロフィール
5回の転職で6社(日系ブラック企業2社、外資IT4社)を経験して、10年で年収を約10倍にすることができました。(最初が安すぎたんですが笑)外資ITは数十名規模のスタートアップから数万名規模の超大手まで幅広く経験しています。
このブログでは企業の運営する転職系メディアでは紹介できないような裏話を含め、キャリア・年収アップを目指して外資ITへの転職を検討する上で気になるさまざまな情報を発信しています。
今後のキャリアプランの参考にしていただけたら嬉しいです。
”外資IT転職ドットコム”について
外資転職ドットコムは、日本国内のIT業界で働く全ての営業関連職の方に向けて、転職やキャリアの参考情報として外資系IT企業の実態をご紹介するブログです。本ブログは、管理人と複数の監修メンバーがそれぞれの体験と転職をすることで広げてきた各々の外資ITネットワークを通して収集した、企業の運営する転職系メディアでは紹介できない外資系IT企業の具体的な実態をご紹介しています。
監修メンバーは、それぞれが10年以上外資IT経験者のため、各々が大規模・中堅規模・小規模の企業を経験しており、外資転職ドットコムの内容は下記の外資系IT企業の中で複数の大・中・小規模の企業の内容を含みます。ぜひ、参考にしてみてください。(※全ての企業を含んでいる訳ではありません。)
IBM, Oracle, SAP, AWS, DELL, HP, Cisco, VMware, Lenovo, Microsoft, Salesforce, Google Cloud, Adobe, Opentext, Workday, SAS, Databricks, Snowflake, ZVC(Zoom), Splunk, Cloudflare, CrowdStrike, Okta, Akamai, servicenow, twilio
※外資転職ドットコムは、以下のサイトの情報や管理人の体験談をもとにしています。
人材サービス総合サイト、消費者庁、確かめよう労働条件、厚生労働省、総務省、ハローワーク、職業情報提供サイト、Google Scholar、キャリア形成サポートセンター、JOB PICKS、特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協会、levels.fyi、Glassdoor
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目次
従業員規模別、外資ITで英語が出現する場面
ほとんど英語を業務で使わない立場であっても、外資であるため「英語を目にすることはない」ということはあまりありません。ただし、かといって業務で使わないのでそれほど気にする必要もないと思います。
私は外資ITを4社経験していて、会社規模が数十名から数万名に至るまで幅広く経験しています。この「英語が出現する場面」という観点で気がついたのは、「会社の規模」によって大きく違うという点のため、ここでは会社規模別にお話させていただきます。
数千名、数万名規模の外資IT
この規模の外資ITはほぼ全ての会社組織としての機能が日本にあるため、前述のようなポジションではないかきり、ほぼ英語に触れることはないでしょう。社内のツール含めて国産の製品を使っている可能性も高いです。私が経験した企業はそうでした。
このクラスで唯一、英語に触れる機会があるとすると「外資IT用語」または「社内用語」です。一般的な英単語が会話の中でよく使われているというのはもちろんありますが、三文字略語などの用語が外資ITにはいっぱいあります。例えば、OTRやRSUなどのような感じで。
ただし、「苦労するほどのレベルか」と言われれば全くそうでもありません。意味がわからなければ教えてもらえますし、大体誰かが過去に略語のまとめリストなんかを作っていて、社内で流通してます。
数百人規模の外資IT
この規模の外資ITもほぼ全ての組織としての機能が日本にありますが、数千人以上の規模と何が違うかと言えば「社内ツール」です。数千人を超えてくると日本で独自に契約する方がメリットがあるのか、私の経験では国産のツールを社内ツールとして使ってましたが、数百人規模では本社が使っているツールを世界の全社員が使うケースが多いと思います。
社内ツールとは大体、人事や給与に関わるようなツールがメインとなりますが、それらが英語である可能性があります。ただし、今はクラウド時代で日本語にも対応している製品も多いので、もしかしたら社内ツールですら英語に触れることはないかもしれません。
数十人規模の外資IT
この規模では逆に、一部の機能以外は本社にしかない可能性が高いです。(主に営業系や人事、マーケティングなど)英語の登場する場面としては、社内用語、社内ツールに加えて、社内メールと社内トレーニングで英語を多くみることになると思います。
外資ITでは四半期毎に各国の達成状況や振り返りを行いよく四半期のプランを共有する Kick Off (キックオフ)というのをやります。規模が大きければそれらの情報を知れるのはマネージャー以上だけですが、数十名規模ですと全世界の全員が知ることができます。これらの情報がメールで配信されたり、ウェブ会議で配信されたりします。
また、年一回のコンプライアンスのトレーニングなど「製品に関わるもの以外」の社内トレーニングは基本的に本社主導で行われることが多いので、それらのトレーニングは英語がメインとなります。ただし、開催する側も「日本人は英語が苦手な人が多い」ということは理解しているので、たくさんの会話でのやりとりが発生するトレーニングかといえばそうではなく、オンラインでクイズに答えるものであったり、一方的に聞いているものばかりです。
英語力が求められる場合の外資ITでの計り方
ここまでは「英語に関わらない場合」どの程度、英語に触れる機会があるかをご紹介させていただきましたが、逆に「英語が求められる場合」どのように計られるのかをご紹介させていただきます。
転職サイトなどで「外資系 英語」に関わる記事では具体的な数字が目安として紹介されていることが多く、また、外資ITの求人募集要項でもTOEICの点数が書かれていることがあります。ただ、TOEICの点数ではなく「Business level」や「Fluent」など、点数ではない書かれ方をしている企業も増えています。
では実際にどのように英語力を計るかというと「面接」です。英語力を求められるポジションになると、5回の面接のうち4回は英語面接、というようなことになります。
ここで、完璧に流暢である必要はありませんが、日本語の面接と同じようなレベルで過去の経歴や自分の考えを話す必要があります。この例でいえば、4回それをこなしてOKが出ればそれでいいんです。このため、逆にいうと、TOEICの点数そのものは全く必要ありません。むしろ、TOEICの点数が高くても面接で話ができなければ落とされます。
ではなぜ求人にTOEICの点数を書く企業があるかというと、これは推測ですが、転職エージェントに「英語力がある人」の紹介を依頼するときにわかりやすいからだと思います。ただ、転職エージェント経由の場合でも一度外資を経験しておけば、TOEICはなくても「英語は大丈夫ですか?」と聞かれた時に「大丈夫です」と答えれば問題ありません。(本当に問題がない前提ですが)
英語力は重要、ただし外資ITに入ってからで十分
これから外資ITにチャレンジしようという場合、現時点ての英語力は気にされる方が多いと思います。ただ、私がこれまで4社見てきた中で知っていただきたいのは「結構みんな、外資ITに入ってから英語を勉強している」という点です。
お話した通り、上のポジションに上がれば上がるほど英語力は必須になってきます。本社を説得したり交渉したりする必要が出てくるためです。
ただ、外資ITのいいところは「入社後に英語を勉強する費用」を補助してくれる会社が多い、という点です。私がこれまで在籍していた4社では全てでこの補助がありました。(外資ITであった嬉しい福利厚生の記事でも紹介してます)
このため、英語を業務で使う可能性が低いポジションでの応募であれば、自費で英語を勉強するよりもまずは外資ITに入ることをおすすめします。キャリアプランとして外資ITを検討している方の参考にしていただけたら幸いです。
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【ジョブ型時代に欠かせない】キャリアの定期検診に使える、年代別おすすめ転職エージェント
日本ではまだまだ転職が一般的でないので「キャリア」について相談できる人を見つけるのは難しいのが現状です。私の親は終身雇用の企業で定年を迎えたため「キャリアプ…
日本ではまだまだ転職が一般的でないので「キャリア」について相談できる人を見つけるのは難しいのが現状です。私の親は終身雇用の企業で定年を迎えたため「キャリアプラン」の相談をできる状況ではありませんでした。そこで、私が頼りにしていたのが転職エージェントです。
転職エージェントの中ではすぐに転職をさせようとするエージェントがいる一方で、中長期的な視点でキャリアのアドバイスをくれるエージェントも多くいます。こちらでは私がこれまでの5回の転職を通して使った転職エージェントの中から、これまでの経験を踏まえておすすめのサービスを厳選してご紹介してます。
外資ITへの転職は LinkedIn と転職エージェントの併用がおすすめですが、ここでご紹介している3社はそれぞれ、LinkedInにも非公開求人を掲載しているので LinkedIn との併用という観点でもおすすめです。


おすすめのポイント!
1. 外資系に強い転職エージェントとしては最大規模の約1万件以上の求人を常時取り扱い。
2. ハイクラス・ミドルクラス転職の満足度5年連続 No.1。
3. 中長期的な関係を前提に、キャリアの相談だけでも受けてくれる
4. ハイクラスに特化しているので、ハイクラスのキャリアに詳しい
5. 「両面型」の支援体制なので、企業の生の声に近い情報が知れる
申し込みのステップ:
公式サイトにて、まずはメールアドレスを入力、その後メールで届く登録画面に必要事項を入力。
必須の入力項目が27つありますが、ほとんどが選択項目なのでそれほど時間はかかりません。最も悩みやすい「職務経歴書」の添付や、テキストでの「詳しい経験の入力」は必須ではありません。ただし、可能な範囲で入力しておくとキャリア相談がより有意義なものになります。
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公式サイトの「無料面談に申し込む」をクリック。録画面に必要事項を入力。
必須の入力項目が19でほとんどが選択項目なのですぐに終わると思います。職務経歴書の添付は任意ですが、可能な範囲で書いたものを添付しておくとキャリア相談がより有意義なものになります。
想定登録時間:約2分(業界最短水準)
おすすめのポイント!
1. 中長期的な関係を前提に、キャリアの相談だけでも受けてくれる
2. ハイクラスに特化しているので、ハイクラスのキャリアに詳しい
3. 英語でキャリアの相談が可能
申し込みのステップ:
公式サイトから「まずは無料相談してみる」をクリック。履歴書については「添付なし」をクリック。登録画面に必要事項を入力。
必須の入力項目が22でほとんどが選択項目なのですぐに終わると思います。業務内容の記入は任意ですが、可能な範囲で書いておくとキャリア相談がより有意義なものになります。
想定登録時間:約5分