
ここがポイント!
外資系IT企業が営業する先は日系企業です。元々日系企業にIT製品を営業していた経験はすぐに活かすことができます
外資ITへの転職として、大手への転職を希望される方は多いのではないでしょうか。Google や Microsoft に代表される大手外資ITの面接試験は高難易度とされ「地頭系」の本の中でフェルミ推定問題のサンプルとして紹介されるなど、その入社難易度そのものが注目される時期もありました。
私がこれまで経験してきた4社の外資ITの中には大手も含まれており「難易度が高い」と言われている企業もあり、多くの優秀な営業の方々に出会いました。その中で日系企業出身の一部の営業の方々にある種の「共通点」があります。今回はその共通点とその共有点が重要である背景をご紹介させていただきます。今後のキャリアプランでの参考にしていただけたら幸いです。




「カタイ」実務経験 その1:販売代理店での営業経験
大手外資ITの多くは Direct Sales や High Tough Sales と言われる直接販売の部隊に加え、いわゆるSIerなどの販売代理店通しての販売網を持っています。私が大手で出会った優秀な日系企業出身者の共通点の一つ目はこの「販売代理店での営業経験」です。
事業の拡大にしろ、退職ポジションの補充(Backfill:バックフィル といいます)にしろ、新たに採用した人の立ち上がりが早いにこしたことはありません。成果主義である外資ITは「即戦力」が大好きですので、元々自社製品を販売代理店で営業していた方は自社からアプローチすることはできませんが、応募してくるのを待っていたりします。
もし今SIerなどの販売代理店として大手外資ITの製品を扱っていて、外資ITでのキャリアに興味があれば、ポジションが空いたタイミングで応募されるといいと思います。むしろ、興味がある場合は、ポジションが開くのを待ちながら準備をされることをお勧めします。外資ITの人材は流動的で、いつポジションが開くかわからないので。
ちなみに、似たようなパターンとしては、販売代理店として「競合製品を取り扱っていた」という経験も非常に有効です。
「カタイ」実務経験 その2:特定「業種」に特化した営業経験
そして、私が大手で出会った優秀な日系企業出身者の共通点の二つ目は「特定業種での大手担当の営業経験」です。
大手外資ITの営業部隊の組織構造は大きく中小企業を担当する営業部隊と大手企業を担当する営業部隊の二つに別けられます。企業のITシステムは従業員規模が大きくなればなるほど複雑化し、それぞれの「業種」の業務やワークフローを理解してITシステムの提案をする必要が出てきます。このため、大手企業を担当する営業部隊はさらに金融・製造・小売などの「業種」によって組織が細分化されています。これらの部隊の「即戦力」として特定業種の大手への営業経験は非常に魅力的です。
この場合は、必ずしも転職先の製品を取り扱ってた経験は必要ないです。取り扱っていればさらに採用される可能性が高いことは間違いないですが、大手外資ITでは社員の教育プログラムがしっかりしているので自社の製品については教育できると考える傾向にあります。
この業種特化の求人に関しては募集要項(Job Description:ジョブ ディスクリプション)に「XX業向けの営業経験」と書かれていますので、そのようなポジションを見つけた場合ぜひチャレンジしてみてください。ただし、「募集要項に書かれていない」ケースもあります。このため、基本的にはポジションが空いた場合はチャレンジされることをお勧めしますが「業種特化」の経験があることは他の応募者に比べて大きな差別化要因になることは覚えておいてください。





20代後半〜30代以上の方や営業/フィールドセールス系の求人でよく使われているおすすめの転職エージェントが エンワールドジャパン と JACリクルートメント
まだ転職をしたいわけじゃないけど、相談はしたいな。。。
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業務経験あるけども。。。。英語は必要じゃないの?
外資への転職として多くの方が気にされているのが「英語力」についてです。外資ITで求められる英語力については会社の規模別でこちらの記事で紹介しておりますが、課長レベルのマネージャーまではあまり求められないと思います。例えば、私が過去にいた大手外資ITでは1つの業種を担当する営業部門の部長ですら英語が喋れない人が多かったです。
このため、初の外資ITへの転職として考えられるのであれば、英語力は特に気にする必要はありません。先の記事でも書きましたが、大手外資ITでは「社内用語」以外で英語に触れる機会があるのは一部の職種や上位のポジションだけです。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。


基本的に誰にでもチャンスはある
今回ご紹介したのはあくまでも「私が出会った方々」の共通項であり、必ずしも必須な訳ではありません。これらの経験がない優秀な方々も多くいらっしゃいました。ただ、ここでご紹介した経験は大手外資ITへの転職として有効な経験になるとは思いますので、興味があればぜひ、大手外資ITへチャレンジされることをお勧めします。給料は「確実に」上がります。
外資ITには未経験から年収1000万円を実現した方も多くいます。20代の例ですが、私の知っている例をこちらにまとめてますので、こちらもご覧ください。


日本ではまだまだ転職が一般的でないので「キャリア」について相談できる人を見つけるのは難しいのが現状です。私の親は終身雇用の企業で定年を迎えたため「キャリアプラン」の相談をできる状況ではありませんでした。そこで、私が頼りにしていたのが転職エージェントです。
転職エージェントの中ではすぐに転職をさせようとするエージェントがいる一方で、中長期的な視点でキャリアのアドバイスをくれるエージェントも多くいます。こちらでは私がこれまでの5回の転職を通して使った転職エージェントの中から、これまでの経験を踏まえておすすめのサービスを厳選してご紹介してます。
外資ITへの転職は LinkedIn と転職エージェントの併用がおすすめですが、ここでご紹介している3社はそれぞれ、LinkedInにも非公開求人を掲載しているので LinkedIn との併用という観点でもおすすめです。


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2. ハイクラスに特化しているので、ハイクラスのキャリアに詳しい
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想定登録時間:約2分(業界最短水準)


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想定登録時間:約10分
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