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「ジョブ型」とは何か?採用とキャリアについて外資系IT企業を例に解説

「ジョブ型」とは何か?採用とキャリアについて外資ITを例に解説
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管理人

ここがポイント!
1. サラリーマンのルールの根幹を変えてしまうジョブ型に備えよう!
2. 外資ITでいうジョブ型はJob Description(ジョブ ディスクリプション)と Job Level(ジョブ レベル)で構成されている
3. ジョブ ディスクリプションは「市場で求められてるスキル」がわかるので、いっぱいみてみよう!

国際競争力の強化、同一労働同一賃金の推進を目的に主に日系大手企業で「ジョブ型」の導入が広まり、ニュースになっています。ある調査によると、ジョブ型の導入・検討している日本企業は4割を超えているそうです。

「ジョブ型」の対義語として使われる「メンバーシップ型」は日系企業がこれまで基本としてきた新卒の一括採用、ジョブローテーションを前提とした総合職の育成、そして年功序列、終身雇用と日系企業に勤める多くの方が感覚的にわかっていることだと思いますが、一方で「ジョブ型」はどうでしょうか。

長引く不況、そして何より経団連からの推奨により、これからはますます「ジョブ型」を導入する企業が増えてくると推測されます。ジョブ型が広がれば、終身雇用は終焉を迎え、いよいよ日本企業も「転職前提の社会」になります。

ただ、日本企業全体がジョブ型を導入するのにはまだまだ時間がかかるでしょう。しかし、10年-20年後、40代50代になってからジョブ型に適用するのはなかなか難しいと思います。個人のマインド、業務に対する姿勢がジョブ型化していたとしても、あなたの「経歴」がジョブ型化していなければ、採用側は1社で長年勤めている方を「リスク」と見ますので、「転職前提の社会」ではなかなか採用してもらえなしでしょう。

今回は、外資系では基本である「ジョブ型」の人材採用やキャリアの定義について外資ITを例に解説させていただきます。日本の多くの会社がジョブ型を導入する前の今、個人としてあなたが「ジョブ型化」することは今後のキャリアにおいて大きな差別化となり、市場価値を高める第一歩になると思います。ジョブ型化の第一歩として、外資ITへのチャレンジを検討する参考になれば幸いです。

この記事の著者

外資転職ドットコム:管理人

  • 日系ブラックIT企業で社会人3年目で月収25万円(交通費込み)
  • 転職を重ねて今は外資系IT企業で年収2700万円超え(令和4年)
  • 給料関連の公的書類をこちらで公開中
プロフィール

5回の転職で6社(日系ブラック企業2社、外資IT4社)を経験して、10年で年収を約10倍にすることができました。(最初が安すぎたんですが笑)外資ITは数十名規模のスタートアップから数万名規模の超大手まで幅広く経験しています。

このブログでは企業の運営する転職系メディアでは紹介できないような裏話を含め、キャリア・年収アップを目指して外資ITへの転職を検討する上で気になるさまざまな情報を発信しています。

今後のキャリアプランの参考にしていただけたら嬉しいです。

”外資転職ドットコム”について

外資転職ドットコムは、日本国内のIT業界で働く全ての営業関連職の方に向けて、転職やキャリアの参考情報として外資系IT企業の実態をご紹介するブログです。本ブログは、管理人と複数の監修メンバーがそれぞれの体験と転職をすることで広げてきた各々の外資ITネットワークを通して収集した、企業の運営する転職系メディアでは紹介できない外資系IT企業の具体的な実態をご紹介しています。

監修メンバーは、それぞれが10年以上外資IT経験者のため、各々が大規模・中堅規模・小規模の企業を経験しており、外資転職ドットコムの内容は下記の外資系IT企業の中で複数の大・中・小規模の企業の内容を含みます。ぜひ、参考にしてみてください。(※全ての企業を含んでいる訳ではありません。)

IBM, Oracle, SAP, AWS, DELL, HP, Cisco, VMware, Lenovo, Microsoft, Salesforce, Google Cloud, Adobe, Opentext, Workday, SAS, Databricks, Snowflake, ZVC(Zoom), Splunk, Cloudflare, CrowdStrike, Okta, Akamai, servicenow, twilio

年齢・年収・目的別、キャリアコンサルタントの選び方とおすすめ6選

年収アップを成功させる転職の秘訣は、

  • 時間に余裕を持って活動できること
  • 年収が上がらなければ「転職しない」という選択肢を持っていること

です。このため、転職を通して年収を上げるのは長期戦となりますので、実際に転職活動を始める前から、キャリアコンサルタントと会って自分自身のキャリアの方向性を考えておくことが重要です。

最適なキャリアコンサルタントは人それぞれなので、私の経験を踏まえたおすすめを6社紹介します。

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目次

サラリーマンが守っていたルールの根幹を変えてしまう「ジョブ型」

外資ITのジョブ型解説の前に、ジョブ型の導入が個人にもたらす影響を考えてみましょう。

同一労働同一賃金の意味するところとはつまり、40代後半50代の高年齢社員の割高な給料を是正したいというのが目的です。彼らが社会に出た時には全く違ったルールでジョブローテーションや転勤に文句も言わずに我慢していれば、年功序列で給料が上がって、終身雇用で一生会社が守ってくれる約束だったはずなのに、突然ルールが変わってしまったのです。

もしかしたら、またこのような大きなルール変更が日本で今後起こるかもしれません。

そのような想定外の大きな変化への適用力を高めるためにも、いち早く自分自身も経歴もジョブ型化することはサラリーマンとしてのサバイバル能力を高めることに繋がると言えるのではないでしょうか。

外資ITの「ジョブ型」を理解するための2つのキーワード

ジョブ型という言葉自体は外資ITで使われている訳ではありませんが、日本で言われているジョブ型の人材採用やキャリアデザインを行っています。これを解説するために2つのキーワーを紹介します。Job Description(ジョブ ディスクリプション)Job Level(ジョブ レベル)です。

Job Description(ジョブ ディスクリプション)

通称JDと呼ばれるジョブ ディスクリプションは求人におけるいわゆる募集要項のようなもです。ジョブ型における採用は特定の業務に対して人材を募集しますのでその「業務」を定義する必要があります。その定義が書かれているのがこのジョブ ディスクリプションです。

ジョブ ディスクリプションの中には「求められる経験」と「業務内容」が書かれています。例えば「求められる経験」には「XXXの業務にXX年以上」や「XXX業界での営業経験」など具体的に明記されています。またマネージャーを採用する際には「XX人以上の部下のマネジメント経験がXX年以上」と管理していた組織の大きさや年数が指定されています。

このジョブ ディスクリプションは企業に応募する際に重要なのはもちろんですが、さらに重要なのは、ジョブ型におけるその「活用法」です。

一部の上級ポジションを除いて、一般的に人材は広く募集するために、このジョブ ディスクリプションは転職サイトなどで誰でも見ることができます。このため、自分が将来(または次の転職)で就きたいポジションがあれば、ジョブ ディスクリプションを見ることで「何が求められているのか?」が具体的にわかります。これは自分でキャリアを切り開くジョブ型では非常に重要で「今の会社で何を経験したらいいのか、どのような成果を出せばいいのか」がわかり、次のキャリアに向けての準備をすることができます。

Job Level(ジョブ レベル)

ジョブ型においてもう一つ重要なのがジョブ レベルです。基本的にジョブ型は年功序列ではないので、「能力」によって「給料レンジ」が定義されています。この定義がジョブ レベルです。

ジョブ レベルは文字通り「レベル」なので数字で表されますが、1から15の企業もあれば、1から8の企業もあり、基本的には企業ごとに異なりますが基本構造はどこも同じです。ジョブレベルにはそれぞれ平社員(Individual Contrebutor:通称ICといいます)とマネージャーの2種類があります。ジョブ レベル8のICもいれば、ジョブ レベル7のマネージャーもいる、そんなイメージでこのジョブ レベルで給料のレンジが決まります。

ジョブ レベルはそのレベルごとに定義があり、その定義も企業ごとで違いますが、ある企業では「業務の範囲」と「業務の複雑性」の2つの観点から求められる能力を定義したりします。例えば、ジョブ レベル1のICであれば、「指示された特定の業務」の中で「正しい解決策を見つけ出し実行する」のような内容です。

非常に合理的に聞こえますが、このジョブ レベルの能力の定義に関しては曖昧さを多分に含むため、例えば、「これとこれができれば、あなたは次にジョブ レベル2に上がれます」というようにはならないのが現実です。このため、私はどちらかというと、このジョブ レベルの定義よりも、他社のジョブ ディスクリプションをいっぱい見て「市場で求められているスキル」を見つけながら転職を重ねてきました。

いかがでしたでしょうか。非常に簡単にですが、外資ITでのジョブ型を少しはご理解いただけたでしょうか。ジョブ型の話は従業員にとってはデメリットが目立つような記事が多いですが、終身雇用の年功序列社会での「生き抜き方」があるように、ジョブ型にも「生き抜き方」があります。

ジョブ ディスクリプションをみて自分の市場価値を高める参考にするというのもその一つです。遅かれ早かれ、多くの日本企業もジョブ型に移行するのであれば、生涯年収を最大化するためにも、早い段階でジョブ型である外資ITにぜひチャレンジしていただければと思います。

5回の転職経験を踏まえて、外資IT転職におすすめのエージェント3選

日本ではまだまだ転職が一般的でないので「キャリア」について相談できる人を見つけるのは難しいのが現状です。私の親は終身雇用の企業で定年を迎えたため「キャリアプラン」の相談をできる状況ではありませんでした。そこで、私が頼りにしていたのが転職エージェントです。

転職エージェントの中ではすぐに転職をさせようとするエージェントがいる一方で、中長期的な視点でキャリアのアドバイスをくれるエージェントも多くいます。こちらでは私がこれまでの5回の転職を通して使った転職エージェントの中から、これまでの経験を踏まえておすすめのサービスを厳選してご紹介してます。

外資ITへの転職は LinkedIn と転職エージェントの併用がおすすめですが、ここでご紹介している3社はそれぞれ、LinkedInにも非公開求人を掲載しているので LinkedIn との併用という観点でもおすすめです。

おすすめのポイント!
1. 中長期的な関係を前提に、キャリアの相談だけでも受けてくれる
2. ハイクラスに特化しているので、ハイクラスのキャリアに詳しい
3. 転職後1年間、入社後サポートを提供している

申し込みのステップ:
公式サイトの「無料面談に申し込む」をクリック。録画面に必要事項を入力。

必須の入力項目が19でほとんどが選択項目なのですぐに終わると思います。職務経歴書の添付は任意ですが、可能な範囲で書いたものを添付しておくとキャリア相談がより有意義なものになります。

想定登録時間:約2分(業界最短水準)

おすすめのポイント!
1. 中長期的な関係を前提に、キャリアの相談だけでも受けてくれる
2. ハイクラスに特化しているので、ハイクラスのキャリアに詳しい
3. 「両面型」の支援体制なので、企業の生の声に近い情報が知れる

申し込みのステップ:
公式サイトにて、まずはメールアドレスを入力、その後メールで届く登録画面に必要事項を入力。

必須の入力項目が27つありますが、ほとんどが選択項目なのでそれほど時間はかかりません。最も悩みやすい「職務経歴書」の添付や、テキストでの「詳しい経験の入力」は必須ではありません。ただし、可能な範囲で入力しておくとキャリア相談がより有意義なものになります。

想定登録時間:約10分

おすすめのポイント!
1. 中長期的な関係を前提に、キャリアの相談だけでも受けてくれる
2. ハイクラスに特化しているので、ハイクラスのキャリアに詳しい
3. 英語でキャリアの相談が可能

申し込みのステップ:
公式サイトから「まずは無料相談してみる」をクリック。履歴書については「添付なし」をクリック。登録画面に必要事項を入力。

必須の入力項目が22でほとんどが選択項目なのですぐに終わると思います。業務内容の記入は任意ですが、可能な範囲で書いておくとキャリア相談がより有意義なものになります。

想定登録時間:約5分

「ジョブ型」とは何か?採用とキャリアについて外資ITを例に解説

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この記事を書いた人

5回の転職で6社(日系ブラック企業2社、外資IT4社)を経験して、10年で年収を約10倍にすることができました。(最初が安すぎたんですが笑)外資ITは数十名規模のスタートアップから数万名規模の超大手まで幅広く経験しています。

このブログでは企業の運営する転職系メディアでは紹介できないような裏話を含め、キャリア・年収アップを目指して外資ITへの転職を検討する上で気になるさまざまな情報を発信しています。

今後のキャリアプランの参考にしていただけたら嬉しいです。

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