ここがポイント!
外資ITの人事はより多くの候補者を探すために、転職エージェントとLinkedInを両方使っています。自分の情報を詳細に公開することに抵抗がある方は、LinkedInで情報収集をしつつ、転職エージェントを通して転職活動をするのがおすすめ!
日本でも徐々に利用が広がっているビジネスSNSの LinkedIn(リンクトイン)ですが、海外では多くの人が利用していて、海外企業の日本支社である外資ITの社員のほとんどが LinkedIn を使っています。
LinkedInはユーザーとして参加することが一般的ですが、ご存じの通り、ユーザーに声をかけてヘッドハントするためのツールとしてもLinkedInは使われています。ヘッドハントをする側は転職エージェントか企業の人事(リクルーター)のどちらかです。
採用する側としてのLinkedInを利用する費用は割愛させていただきますが、比較的安く利用できるため、ほとんどの外資ITの採用で使われています。一方で、多くの外資ITでは成果報酬型である転職エージェントもLinkedInと併用してます。
LinkedInで外資ITにいる人材を探せるのに、なんで転職エージェントも使うの?と外資ITに転職していらい私は思っていましたが、採用側を経験したことでその理由を理解することができました。
今回は採用側の目線から、LinkedInと転職エージェントをなぜ併用するのか、その理由と、転職する側として転職エージェントを使うメリットをご紹介させていただきます。
自分のキャリアの「可能性」を調べなかった後悔だけはしないでください。
「ジョブ型」時代のキャリアプランの考え方を相談できる相手はなかなかいません。
私の親は終身雇用世代だったため、私自身もそうでした。
実は転職エージェントの中にはスグの転職を前提としないで、キャリアについて一緒に考えてくれる企業がいくつかあります。
自分のキャリアが気になったら、 JACリクルートメント のようなハイクラスへのキャリアアップを一緒に考えてくれる転職エージェントに自分の市場価値や進めるキャリアについて聞いてみると、キャリアの方向性がつかめるようになりますよ!
1位: JACリクルートメント
【公式サイト】https://www.jac-recruitment.jp/
すでに多くの方が登録済みかと思いますが、やはり1位はJACでしょう。外資系に強い転職エージェントとしては最大規模の約1万件以上の求人を常時取り扱い。 ハイクラス・ミドルクラス転職の満足度5年連続 No.1。
管理人も10年以上前からお世話になってます笑
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ハイキャリアがJACリクルートメントに登録している2つのポイントを見る
IT業界出身者の転職に強い
JACリクルートメントは、外資系だけでなく、国内のIT企業からの求人を多く取り扱ってきている歴史があります。IT業界でのキャリアを考える方にとっては情報の宝庫なので、ハイキャリアの方は好んでJACで情報収集、キャリア相談をしています。
転職希望時期「未定」でも受けれるキャリア相談、業界の情報収集におすすめ!
「転職エージェント」とは転職を支援することを目的としている業態ですが、JACでは「長期的なキャリア支援」を前提に転職時期未定でも、業界同行や給与動向などの貴重な情報を教えてくれます。
ハイキャリアの方は時間をかけて継続的な情報収集をした上で、キャリアプランを考えるためにJACに登録しています。
JACの登録画面は、スマホからの登録がしやすいようにステップを細かくデザインされています。
忙しい方でも気軽にキャリア相談、情報収集ができるようにZoomでも面談も可能です。
この機会に、キャリアのための情報収集だけでも初めてみませんか?
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2位:LHH転職エージェント(アデコ株式会社)
【公式サイト】https://jp.lhh.com/
外資系転職エージェントとしては珍しく第二新卒のハイクラス転職を支援している。若手には特におすすめ!
3位: エンワールドジャパン
【公式サイト】https://www.enworld.com/
エン・ジャパンが運営するハイクラス・外資転職向け転職エージェント。取引先企業は5,800社以上、サービス満足度97%。
LinkedIn(リンクトイン)だけでは、いい人が見つからないことがよくある
LinkedInに登録して、企業から連絡があった時の対処法を紹介したこちらの記事でも書いたのですが、LinkedInに登録している多くの方が公開しているプロフィールが
- 名前
- 所属している企業名
- 部署/役職
の3つです。LinkedInのプロフィール画面には略歴や強み、資格など、さまざまなことを登録して公開することができますが、略歴や強みまで書いている人はまだまだ一部です。ほとんどの人が書いていません。
このため、LinkedInで人材を探しても、プロフィールに情報を登録している人が少ないので、候補者が少ないのです。これが転職エージェントを併用する最も大きな理由です。
転職エージェントであれば、エージェントと作る略歴や強み・自己PR付きの職務経歴書をもらえるので、採用する側としては助かります。
また、LinkedIn(リンクトイン)にいい候補者がいてもメッセージの返信率が低いということもあります。LinkedIn上でプロフィールを公開している限られた候補の中から、リクルーターが LinkedIn 経由で連絡をしてもなかなか返信をもらうことができません。声がけメールの内容がいまいちだからかもしれないのですが、もしかしたら一部の方は「LinkedInに昔登録しただけ」なのかもしれません。それくらい、なかなか返信をもらうことができません。
ハイヤリングマネージャーの”他の候補をみたい”というお言葉
外資ITにおいて、人事権は人事ではなく、採用する部門の責任者が採用責任者(ハイヤリングマネージャー)となります。ハイヤリングマネージャーというのはあまり日本企業では馴染みのない言葉かもしれませんが、要は転職者の上司になる人のことをいいます。なので、もし外資ITの面接で「次はハイヤリングマネージャーに会っていただきます」と人事に言われたら、それは「将来の上司になる人」です。
このため、ハイヤリングマネージャーは採用において強い影響力を持っていて、LinkedInの限られた候補だけでは優秀な方を網羅的に探したと言い切れないので、「他の候補者も見てみたい」とリクルーターに依頼をし、リクルーターは転職エージェントに相談をします。
実際に私がこれまで書類選考でみた中で一番多いのが LinkedIn のプロフィール、次が転職エージェントの職務経歴書です。スカウトサービスの職務経歴書も見るケースはありますが、あまり多くない理由は次で説明します。
スカウトサービスは高い/高くつくケースが多い
採用側からみた時に、転職エージェントは成果報酬型なので、理想の候補者が見つかって、採用にならなければ費用は発生しないため、リスクが低いです。
ただし、採用となると内定者に提示した給与金額の大体35%を相場として転職エージェントに支払う必要があるので、高いといえば高いです。
一方で、スカウトサービスとなると「固定費」が発生します。
これは採用してもしなくても。この固定費には、掲載費用やスカウトメールを送れる回数なんかも変動します。加えて、採用が決まった段階で内定者に提示した給与金額の大体15%をスカウトサービスに支払います。このため、「固定費」の部分がまずリスクとして発生します。
スカウトサービスは内定者への給与提示額の大体15%なので、本当のハイクラスである年収2000万円を超えるような求人、または、多くの人を同時期に採用するとなれば、どんどんメリットが出てくるので、そのようなケースで利用する企業が多い印象です。スカウトサービスに登録したことがある方は「公募」というのをみたことがあるかもしれませんが、あの特定企業の求人特集にはそういう理由もあったりします。
転職でLinkedInを使うつもりでも、キャリアのブラッシュアップや情報収集に転職エージェントも使った方がいい
基本的にLinkedInを通して転職活動をするつもりでも、私は転職エージェントとも話をすることをおすすめしています。理由は、「非公開求人」ではなくてキャリアのブラッシュアップやキャリアプランを考えるきっかけになるからです。
このブログではキャリアの健康診断/定期検診と言ってますが、特にLinkedInを使った転職活動であれば公開するプロフィールは最も重要な情報になります。初めての転職であったり、転職回数がまだ少ない段階では「何をアピールすべきなのか?」と言ったようなことがわからないことが多いと思います。実際に私はそうでした。
また、私は今でも転職エージェントに会うことがありますが、それは「マーケットニーズの高いスキルは何か」の情報収集のためです。このような情報は「転職しよう!」と思い立った時に探してからでは遅く、転職をするためにマーケットニーズを理解して、あらかじめスキルを身につけておく必要があるからです。
キャリアの目標をなんとなく掴むことができたら、第三者目線で自分の経験との比較や目標にたどり着くためのキャリアパスを相談してみるのも重要だといえます。より多くの人のキャリアを実際に日々見ている、という意味では転職エージェントに会ってみることがおすすめです。
転職エージェントの中には、すぐの転職を考えていなくても長期的なキャリアの相談にのってくれるエージェントがいくつかあります。また、外資への転職であればLinkedInと転職エージェントの併用が重要です。転職エージェントの選び方としては、LinkedInに非公開求人を転職エージェントの名義で掲載しているエージェントがおすすめです。実際に転職をする時にスムーズに相談が進むからです。
私の5回の転職経験を踏まえたおすすめをこちらで紹介しています。
日本ではまだまだ転職が一般的でないので「キャリア」について相談できる人を見つけるのは難しいのが現状です。私の親は終身雇用の企業で定年を迎えたため「キャリアプラン」の相談をできる状況ではありませんでした。そこで、私が頼りにしていたのが転職エージェントです。
転職エージェントの中ではすぐに転職をさせようとするエージェントがいる一方で、中長期的な視点でキャリアのアドバイスをくれるエージェントも多くいます。こちらでは私がこれまでの5回の転職を通して使った転職エージェントの中から、これまでの経験を踏まえておすすめのサービスを厳選してご紹介してます。
外資ITへの転職は LinkedIn と転職エージェントの併用がおすすめですが、JACリクルートメントは、LinkedInにも非公開求人を掲載しているので LinkedIn との併用という観点でもおすすめです。
おすすめのポイント!
1. 外資系に強い転職エージェントとしては最大規模の約1万件以上の求人を常時取り扱い。
2. ハイクラス・ミドルクラス転職の満足度5年連続 No.1。
3. 中長期的な関係を前提に、キャリアの相談だけでも受けてくれる
4. ハイクラスに特化しているので、ハイクラスのキャリアに詳しい
5. 「両面型」の支援体制なので、企業の生の声に近い情報が知れる
申し込みのステップ:
公式サイトにて、まずはメールアドレスを入力、その後メールで届く登録画面に必要事項を入力。
必須の入力項目が27つありますが、ほとんどが選択項目なのでそれほど時間はかかりません。最も悩みやすい「職務経歴書」の添付や、テキストでの「詳しい経験の入力」は必須ではありません。ただし、可能な範囲で入力しておくとキャリア相談がより有意義なものになります。
JACリクルートメント
当時のメールの一部がコチラ。
JACリクルートメント