勝ち組？辞めたい？NECネッツエスアイは何が”やばい”？転職先はどんなところが？NECネッツエスアイ卒業生を調査！【SIer転職先特集】

外資系IT企業では多くのJTC/日系企業卒業生が活躍しています。

特にSIerはその事業の特性上、外資ITの製品を含む幅広い製品を取り扱っているので、外資系IT企業は「即戦力」として好んでSIer出身者を採用しています。

SIer卒業生特集、今回はNECネッツエスアイの退職理由と卒業生の転職先を見てみましょう。

まずは、卒業生がNECネッツエスアイのどんなところに不満を持って退職を決めたのか、複数の口コミサイトの調査を踏まえて紹介し、その後、外資ITのほとんどの社員が使っているビジネスSNSのLinkedIn上で調査してNECネッツエスアイ出身者がどのような外資系IT企業で活躍しているのかを紹介します。

NECネッツエスアイの業界ランキングまとめ。本当にやばい？

卒業生の詳細に入る前に、まずはNECネッツエスアイが業界の中でどのような位置付けなのかについて振り返りましょう。

ココでは、SES初心者ナビさんの「SIerの年収・ホワイトランキング！IT企業100社を徹底調査」のデータをもとに紹介紹介させていただきます。

年収ランキング

NECネッツエスアイは、平均年収802万円で、SIerの年収ランキングで21位に位置づけられています。

ホワイトランキング

SIerのホワイトランキングでは、NECネッツエスアイは21位に位置づけられています。

このランキングは、年収、売上高、離職率、残業時間、有給日数、勤続年数、評判の7つの項目を考慮して決定されます。

売上高ランキング

NECネッツエスアイは、売上高3,391億円で、SIerの売上高ランキングで12位に位置づけられています。

離職率ランキング

NECネッツエスアイは、新卒3年以内の離職率が10.3%で、SIerの離職率ランキングで30位に位置づけられています。

SIer勤続年数ランキング

NECネッツエスアイの勤続年数は17.6年で15位に位置付けられています。

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NECネッツエスアイは、年収、売上高、離職率などの様々な項目でバランスの取れたパフォーマンスを示しており、これは同社が従業員の福利厚生に配慮しつつ、ビジネスの成長を維持していることを示しています。ただし、離職率が10.3%となっていることから、従業員の定着については今後も注力が必要な分野であると考えられます。

それでもNECネッツエスアイを辞めたい！

様々なランキングでバランスのとれた優良なSIerであるNECネッツエスアイを卒業した方々はNECネッツエスアイのどのようなところに不満を持っていたのでしょうか。

ここでは、転職会議、ライトハウス、Open Work、キャリコネに投稿されていたNECネッツエスアイについての口コミから「会社に対する不満」や「退職理由」を中心に数百の口コミをいくつかの項目にまとめました。

先輩たちが何に不安を感じ、不満に思ってNECネッツエスアイを辞めたのか、あなたの感じていることと照らし合わせてみてください。

給与と昇進の不満

年功序列制度が根深いため、実力や成果が給与に反映されないという不満が多く見受けられました。「重大な責任があるにも関わらず、給与がそれに見合っていない」という意見や、「評価制度が年功序列に影響されており、個人のスキルアップが全く関係ない」という意見がありました。「昇進も年功序列で、実力とは無関係」という声も上がっています。

キャリアパスの不透明性

技術者がある程度の年齢になると、管理の仕事をメインにすることが期待されるという声がありました。「管理職に興味がなく、技術的な仕事を続けたい」という意見や、「管理職登用試験の合否判定基準が非常に曖昧で、フィードバックがない」という意見もありました。「将来のキャリアパスが不透明で、自分の進むべき道が見えない」という意見もありました。

ワークライフバランスの問題

人手不足が深刻化しており、社員の負荷が高まっているという声が多く聞かれました。「案件の掛け持ちをせざるを得ず、ワークライフバランスが取りにくい」という意見や、「上司のフォローが遅く、残業が増えている」という意見もありました。「休日出勤が多く、プライベートの時間が取れない」という意見もありました。

経営と会社文化の不透明性

管理職の選出が経営層の力関係によって決定されているとの指摘がありました。「人事ローテーションが不活発で、成長の限界が見える」という意見や、「経営方針に一貫性がなく、スピード感がない」という意見がありました。「経営層の決定が一方的で、社員の意見が反映されない」という意見もありました。

人間関係のストレス

上司の働き方や管理能力の評価が、社員の満足度やモチベーションに大きな影響を与えているようです。「尊敬できる上司が少なく、人間関係が満足できない」という意見や、「人員不足により、社員の負荷が高く、上司のフォローが遅れている」という意見がありました。「上司のマネジメントスキルが不足しており、指導力がない」という意見もありました。

業務内容の不満

社員の中には、自分に合わない業務内容の部署に配属され、異動できないために不満を感じている人もいました。「このまま同じ企業、同じ業務内容で働き続けることに不安を覚えたため、若手の退職者が多い」という意見がありました。「自分のスキルを活かせる業務が少なく、成長の機会がない」という意見もありました。

社内コミュニケーションの不足

社員間のコミュニケーションが不十分で、情報の共有が不足しているという指摘がありました。「情報がトップダウンでしか共有されず、現場の意見が反映されない」という意見がありました。「社内のコミュニケーションが不十分で、情報の共有が遅れている」という意見もありました。

技術の進化に対する懸念

一部の社員は、会社の技術が進化していないと感じており、古い技術に依存していると感じています。「技術の進化が遅く、自分のスキルが時代遅れになってしまう」という意見がありました。「新しい技術に投資がされず、競争力が失われている」という意見もありました。

トレーニングと開発の不十分さ

会社が提供するトレーニングや開発プログラムが不十分で、自分のスキルを向上させる機会が不足しているという声がありました。「トレーニングプログラムが不十分で、自分のスキルを向上させる機会がない」という意見がありました。「トレーニングの質が低く、効果が感じられない」という意見もありました。

社員の扱いに対する不満

上司や会社全体からの扱いが不適切で、自分の努力が評価されていないという意見がありました。「上司からの評価が低く、自分の努力が報われない」という意見がありました。「会社全体の評価制度が不透明で、どのように評価されているのか分からない」という意見もありました。

退職理由として挙げられた多くのポイントが、組織の体制や文化に関連していました。特に、給与や昇進に関連した不満が多く、年功序列が根深く、実力や成果が給与に反映されず、逆に仕事の意欲が低い社員には楽な仕事しか与えられないという状況が報告されました。これにより、働く者が損をしていると感じ、特に50代の社員には働く意志がないものが多いとの意見がありました。

また、ワークライフバランスの問題も深刻で、人手不足により社員の負荷が高く、上司のフォローが遅れ、残業が増えるという状況が報告されました。

キャリアパスについても不透明性が指摘され、技術者がある程度の年齢になると、管理の仕事をメインにすることが期待され、技術的な仕事を続けることが難しいとの声がありました。

これらの問題は、経営と会社文化、人間関係、業務内容、社内コミュニケーション、技術の進化、トレーニングと開発、社員の扱いにも影響を与えているようです。

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退職理由として挙げられた多くのポイントが、組織の体制や文化に関連していました。特に、給与や昇進に関連した不満が多く、年功序列が根深く、実力や成果が給与に反映されず、逆に仕事の意欲が低い社員には楽な仕事しか与えられないという状況が報告されました。これにより、働く者が損をしていると感じ、特に50代の社員には働く意志がないものが多いとの意見がありました。

また、ワークライフバランスの問題も深刻で、人手不足により社員の負荷が高く、上司のフォローが遅れ、残業が増えるという状況が報告されました。

キャリアパスについても不透明性が指摘され、技術者がある程度の年齢になると、管理の仕事をメインにすることが期待され、技術的な仕事を続けることが難しいとの声がありました。

これらの問題は、経営と会社文化、人間関係、業務内容、社内コミュニケーション、技術の進化、トレーニングと開発、社員の扱いにも影響を与えているようです。

NECネッツエスアイからの転職先、外資ITはこんなところ！

ビジネス系SNSのLinkedinでは、ユーザーの勤めてきた会社を見ることができます。

ここでは、Linkedinに「過去の勤務先」としてNECネッツエスアイを登録している方の公開されている経歴を参考に「NECネッツエスアイからの転職先」を紹介します。

Linkedinについて、ご存知でない方、使い方について知りたい方はこちらもご覧ください。

NECネッツエスアイから外資ITへの転職先

Linkedinを見ると、NECネッツエスアイ出身の方は比較的大手の外資ITに転職されている方が多い印象です。

一部の方の実際の経歴キャプチャを掲載させていただきますのでご覧ください。

NECネッツエスアイからの転職先の中で、外資転職ドットコムの「外資IT研究特集」で紹介した企業もありますので、よろしければそちらも合わせてご覧ください。

外資ITの営業とエンジニアのお仕事

NECネッツエスアイからの転職先として外資ITに興味を持たれた方に向けて、外資ITの営業職とエンジニア系職種について、簡単に紹介させていただきます。

外資ITと日系ITの営業職の違い

日系IT企業では、営業は主に事務処理を担い、お客様常駐SEが案件をコントロールするケースが多いですが、外資IT企業では営業がビジネスをドライブし、長期的な関係構築までが営業の役割です。

また、外資IT企業ではOTE(100%達成時想定される年収)の30~40%がインセンティブで占められ、残りの 60-70% が固定給となります。一方、日系IT企業ではインセンティブ制度があまり一般的ではありません。

また、外資IT企業では営業活動のメソッドが体系化されており、再現性の高い営業活動が求められます。

これに対して、日系企業では営業メソッドは現場のハウツー中心で、定量的な目標(KPI)があっても、行動量の目標設定が多いです。

外資ITのエンジニア職の特徴

外資系IT企業の日本オフィスは、ほとんどの場合、「日本の営業支店」という位置付けで、ほとんどの職種が「営業活動」を支援するための職種となっています。

エンジニアも同様で、営業活動をプロセス毎に分業していて、販売の前後で「プリセールス」、「ポストセールス」と違う呼び方をします。そして、それぞれの活動を支援するエンジニア職種が存在し、ほとんどのエンジニア向け求人が営業を支援するエンジニアの職種となっています。

プリセールスには、プリセールスエンジニア、ソリューションアーキテクト、ソリューションスペシャリストの3つの職種があり、それぞれが顧客との関係を重視しながら、技術的な知識や専門知識を活かして最適なソリューションを営業とともに提案する役割を担っています。

• プリセールスエンジニアは、技術的な専門知識と営業スキルを活かして、顧客に対して製品やサービスの価値を説明し、最適なソリューションを提案する役割を担っています。
• ソリューションアーキテクトは、ビジネスの要件と技術の両方を統合して、顧客に最適なソリューションを提供する役割を担っています。

ポストセールスには、テクニカルサポートエンジニア、テクニカルアカウントマネージャー、カスタマーサクセスマネージャー、プロフェッショナルサービスの4つの職種があり、それぞれが顧客の成功を支援し、企業のビジネス成果を追求する役割を果たしています。

このように、外資系IT企業のエンジニア職は、技術的な知識だけでなく、営業活動を支援する役割も重要で、プリセールスとポストセールスの両方で活躍する機会があります。

NECネッツエスアイを辞めて、外資ITに挑戦したいけど不安・・・

日系企業から外資系へ転職することの心のハードルの高さは私も経験者なので理解しています。

真っ先によぎるのが「クビ」の話や「英語」の話、そしてやっぱり気になるのが「年収」の話。

外資転職ドットコムでは、私自身とアドバイザーの過去の経験を踏まえて「外資転職にチャレンジする前に知っていれば安心できたのに」という内容をまとめた記事がありますので、よろしければご覧ください。

具体的に、クビ、英語、年収について知りたい方はこちらもおすすめです。

年収交渉で損をしないためにも、NECネッツエスアイなどの優良SIerからの外資IT転職は転職エージェントを使うことが必須！

外資系への転職で最も重要なプロセスの一つが「年収の交渉」です。

外資系で何度も転職を経験すると、年収交渉も自分でできるようになりますが、初めての転職ではなかなか難しいものです。

交渉を切り出すタイミングや話の持っていき方など、様々なノウハウがそこにはあるからです。

外資転職ドットコムでも年収交渉について紹介している記事はありますが、相当自信がない限りは、転職エージェントに任せるのがいいです。

特に、外資系企業と比較すると日系企業の年収はかなり低いので、交渉をしないと転職して入社した後に自分だけ周りと比較してかなり年収が低い、なんてことになりかねません。

外資系IT企業からするとSIer卒業生は喉から手が出るほど欲しい人材ですが、まずは低めの年収が提示されます。

そこから交渉ができずに入社してから後悔している人を私は何人も見てきたので、初めての外資転職は転職エージェントを使って戦略的に進めることを強くお勧めします。