大塚商会からの転職先はどんなところが？勝ち組？退職理由は？後悔してない？大塚商会卒業生を調査！【SIer転職先特集】

外資系IT企業では多くのJTC/日系企業卒業生が活躍しています。特に多いのがSIer出身者です。

SIerはその事業の特性上、外資ITの製品を含む幅広い製品を取り扱っているので、外資系IT企業は「即戦力」として好んでSIer出身者を採用しています。

SIer卒業生特集、今回は大塚商会の卒業生の転職先を見てみましょう。

まずは、大塚商会の卒業生のどんなところに不満を持って退職を決めたのか、複数の口コミサイトの調査を踏まえて紹介し、その後、外資ITのほとんどの社員が使っているビジネスSNSのLinkedIn上で調査して大塚商会出身者がどのような外資系IT企業で活躍しているのかを紹介します。

大塚商会の業界ランキングまとめ。もしかしたら勝ち組？本当に辞めたい？

卒業生の詳細に入る前に、まずは大塚商会が業界の中でどのような位置付けなのかについて振り返りましょう。

改めて見返すことで、辞めたい！という気持ちも落ち着くかもしれません。

ココでは、SES初心者ナビさんの「SIerの年収・ホワイトランキング！IT企業100社を徹底調査」のデータをもとに紹介紹介させていただきます。

年収ランキング

大塚商会は、平均年収843万円で、SIerの年収ランキングで10位に位置づけられています。

ホワイトランキング

SIerのホワイトランキングでは、大塚商会は46位に位置づけられています。

このランキングは、年収、売上高、離職率、残業時間、有給日数、勤続年数、評判の7つの項目を考慮して決定されます。

売上高ランキング

大塚商会は、売上高8,518億円で、SIerの売上高ランキングで5位に位置づけられています。

SIer勤続年数ランキング

大塚商会の勤続年数は17.2年で20位に位置付けられています。

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大塚商会は、業界内での評価が高いことが、各種ランキングからも明らかになっています。

特に、売上高ランキングでの5位は、企業としての経済的強さ、市場での立ち位置、そして業界内での信頼性を示す重要な指標と言えます。このランキングは売上の実績を基に評価されており、大塚商会が業界内での絶対的な存在感を持っていることが伺えます。

一方で、ホワイトランキングでの46位は、働きやすさや福利厚生の面での評価が中程度であることを示しています。このランキングは7つの項目を基に評価されており、それぞれの項目での評価が中位となっていることが読み取れます。しかし、年収ランキングでの10位という結果は、大塚商会の給与面での魅力を示しています。

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それでも大塚商会を辞めたい！

様々なランキングで上位に入る優良なSIerである大塚商会を卒業した方々は大塚商会のどのようなところに不満を持っていたのでしょうか。

ここでは、転職会議、ライトハウス、Open Work、キャリコネに投稿されていた大塚商会についての口コミから「会社に対する不満」や「退職理由」を中心に数百の口コミをいくつかの項目にまとめました。

先輩たちが何に不安を感じ、不満に思って大塚商会を辞めたのか、あなたの感じていることと照らし合わせてみてください。

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キャリアの進展や昇進の問題

口コミによると、多くの従業員はキャリアの進展や昇進に関する不安や不満を感じているようです。

特に、明確なキャリアパスが示されていないこと、昇進や昇格の機会が限られていることが指摘されています。また、一部の従業員は、昇進しても実際の業務内容に大きな変化がないと感じているようです。

女性従業員の中には、女性のキャリアモデルが社内に存在しないことや、結婚や出産後のキャリア形成が難しいと感じる声もあります。このような背景から、長期的なキャリアビジョンを持つことが難しいと感じる従業員も少なくありません。

また、評価制度に対する不満も多く見受けられます。客観的な評価基準が存在しないため、上司の主観や個人的な評価に左右されることが多いとの意見があります。これにより、実力や実績を正当に評価されることが難しいと感じる従業員もいます。

キャリアに関する制度や方針が不透明であるため、多くの従業員が自身の未来を描くことができず、転職を考える一因となっていることが伺えます。

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勤務時間やワークライフバランスの問題

口コミによると、会社での勤務において、多くの従業員がワークライフバランスが崩れていることを強く感じていることが伺えます。

特に、日常的な残業が要求される文化や、サービス残業が当たり前となっている状況が多数の声として上がっています。これにより、従業員は自身のプライベートタイムを犠牲にし、心身ともに過度なストレスを感じているようです。

さらに、残業規制や制度が存在するものの、それが形骸化しており、実際には多くの時間を職場で過ごすことが求められていることも指摘されています。例えば、残業規制の時間を超えると、上層部からの注意や叱責を受けるケースがあるとの声も上がっています。しかしながら、業務量やノルマが厳しく、定められた時間内での完了が難しいため、従業員はサービス残業を余儀なくされている状況が浮かび上がっています。

また、休日も真の意味でのリフレッシュができないと感じる従業員も少なくありません。接待ゴルフや上司の付き合い、さらには持ち帰った業務の対応など、休日にも仕事の影響を受けることが多いとの声が寄せられています。

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会社の将来性や方針に対する不信感

口コミによると、予算の日割り計算や、毎月の業績を追い求める経営方針によって、従業員の間で大きなプレッシャーを感じる声が多く寄せられています。このような状況は、特に営業職における高い退職率の一因として指摘されています。

加えて、上層部の将来像や方針が一部の従業員と大きく異なるという意見も散見されます。これは、会社の方針や経営層の考え方が明確でないか、従業員とのコミュニケーションが不足していることを示唆していると思われます。一部の従業員からは、マンパワー中心の業務方針や、過大なプレッシャーが業務の質を低下させているとの声も上がっています。

さらに、古い企業文化や上司の考え方が時代遅れであるとの指摘もいくつかの口コミで確認されました。このような背景が、組織内の活気の喪失やモチベーションの低下を引き起こしている可能性が考えられます。

総じて、企業の将来性や方針に対する不信感は、組織全体の雰囲気や業績、そして従業員の離職率に大きな影響を及ぼしているのではないかと思われます。

社内の営業評価や競争に関する不満

口コミによると、社内の営業評価制度に対する不満や、競争の激しさに疲れを感じていることが明らかとなりました。

特に、日々の業績を追い求めるプレッシャーや、細かい数字での評価が行われることが、退職を考える一因として挙げられています。

また、営業成績が良くても、社内試験の点数や資格取得が評価の基準とされることが、従業員の間で不満となっているようです。このような評価制度は、実力や努力を正当に評価されないと感じる従業員も少なくないようです。

競争主義が色濃く存在する企業文化も、心身の疲れを感じる原因となっています。一部の従業員は、常に高いノルマや売上目標に追われる日々に、余裕を持った業務ができないとの声を挙げています。

さらに、社内の競争が激しく、数字のプレッシャーの中で働く環境は、従業員同士の協力やチームワークを損なう可能性が指摘されています。このような状況は、組織全体の活力や連携を低下させ、中長期的な業績の低迷を招くリスクとなり得ます。

営業スタイルや方法に対する不合意

口コミによると、会社の営業スタイルや方法に対して、多くの従業員が不合意や不満を感じていることがわかります。

特に、体育会系の営業スタイルや、力業主体のアプローチに対する不満が目立ちます。これにより、営業活動が論理的根拠を持たないものとなっていることが指摘されています。

また、エリアを指定される営業スタイルによって、テリトリーによる業績の格差が生じているとの声も上がっています。一部の地域では中小企業が多く、同じ予算を持つ他の地域と比較して、業績の達成が困難であるとの意見も見られます。

営業スタイルに関しては、IT機器の進化や変化に合わせて、営業の方法やアプローチが進化していないとの声も確認できます。古い方法やアプローチを繰り返すことで、新しい市場や顧客との接点を逃している可能性が指摘されています。

さらに、会社が特定の商材の販売を強化する場合、営業に特定の商材の販売を強要する風潮があり、これにより営業の裁量や戦略性が制限されているとの意見も寄せられています。

商材や業界の将来性に関する懸念

口コミによると、主力として取り扱っている製品ついて、その需要が今後減少するとの見解が多く寄せられています。

これに伴い、価格競争が激化しており、収益性の向上が難しくなっているようです。従業員の中には、こうした製品を中心としたビジネスモデルが今後の市場での成立が難しいと感じている方も多いようです。

また、営業活動においても、価格中心の提案が増え、面白みややりがいを感じづらいという意見も見受けられました。同時に、新しい商材やサービスの導入が進んでいるものの、それに伴う専門的な知識やスキルの習得が十分でないため、営業としての提案力や差別化が難しくなっているとの声もあります。

さらに、業界全体の成長が鈍化している中で、企業としての方針や戦略が明確でない、あるいは従業員との間にギャップがあると感じる方もいます。このような背景から、業界や商材の将来性への不安が、退職の一因となっていることが伺えます。

他の業界や職種への興味

口コミによると、業界や企業内の状況、業績、営業スタイルなどが変化する中で、多くの従業員が自身のキャリアを再評価し、新しい環境でのチャレンジを求めているようです。

特に、現在の業界や職種が将来的に先細りしていくと感じる人、または自分のスキルや知識を他の場所で活かすことができると考える人が、新しい業界や職種に興味を持っているようです。

一方で、現在の職場に特別な不満を持っていなくても、自分のキャリアをより高めるため、または新しい分野での経験を積みたいという思いから転職を考える人もいます。新しい技術やトレンドに追従し、それに伴う新しい知識やスキルを習得することの重要性を感じている人が多いように感じられます。

また、他の企業や業界からのオファーや声掛けがあったことで、転職を検討するきっかけとなったという意見も見受けられました。これは、従業員が自分の能力や経験を高く評価してもらえる環境を求めていることを示しているのかもしれません。

個人的な目標や野望の達成

口コミによると、多くの社員は入社当初に自分自身のキャリアや将来に対して明確なビジョンや目標を持っています。

しかし、業務の日常や組織の体制の中で、その目標や野望が達成できるかどうかの疑問や不安を感じることが多くなっています。特に、定められたノルマやターゲットを達成することが重視される環境の中で、自分の真の目的や夢を追い続けることが難しいと感じる声が多く寄せられていました。

また、入社当初の目標や期待を達成できた、もしくはそれを超える成果を得られたという声も見受けられました。しかし、そのような達成感を得た後に、次のステップや新たな目標を見つけることが難しく、その結果として退職を選択するケースもありました。

このような背景から、社員一人ひとりが自分のキャリアをデザインし、持続的な成長や自己実現を果たすための環境やサポートが必要とされることがわかります。

福利厚生や給料、研修などの評価

口コミによると、福利厚生に関しては、一部の社員からは充実しているとの声が寄せられており、特に社有のホテルや施設を社員価格で利用できる点が評価されているようです。

しかし、特別に優れているわけではないと感じる社員もいるようで、家庭を持つと長く在籍するのが難しいとの意見も見受けられました。

給与については、実力主義の評価制度が取り入れられていることから、成果を上げることができれば高い給与を得ることが可能となっています。しかし、これには裏表があり、結果を出し続けなければ給与が上がらないとの声や、働きと給与が見合っていないと感じる意見も散見されました。

研修や教育に関しては、営業マネージャーのスキルに関する研修が十分ではないと感じる声が挙がっています。具体的には、部下の指導ができるようになるための研修が不足しているとの意見が寄せられており、これがキャリアの進展やスキルの向上を阻む要因となっているようです。

以上の点を踏まえると、給与や福利厚生が充実している一方で、キャリア形成やスキルアップのサポートが不足していると感じる社員が多いことが伺えます。

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大塚商会からの転職先、外資ITはこんなところ！

ビジネス系SNSのLinkedinでは、ユーザーの勤めてきた会社を見ることができます。

ここでは、Linkedinに「過去の勤務先」として大塚商会を登録している方の公開されている経歴を参考に「大塚商会からの転職先」を紹介します。

Linkedinについて、ご存知でない方、使い方について知りたい方はこちらもご覧ください。

大塚商会から外資ITへの転職先

Linkedinを見ると、大塚商会出身の方は外資IT大手から、勢いのあるスタートアップまで幅広く活躍していることがわかります。

一部の方の実際の経歴キャプチャを掲載させていただきますのでご覧ください。

大塚商会からの転職先の中で、外資転職ドットコムの「外資IT研究特集」で紹介した企業もありますので、よろしければそちらも合わせてご覧ください。

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外資ITの営業とエンジニアのお仕事

大塚商会からの転職先として外資ITに興味を持たれた方に向けて、外資ITの営業職とエンジニア系職種について、簡単に紹介させていただきます。

外資ITと日系ITの営業職の違い

日系IT企業では、営業は主に事務処理を担い、お客様常駐SEが案件をコントロールするケースが多いですが、外資IT企業では営業がビジネスをドライブし、長期的な関係構築までが営業の役割です。

また、外資IT企業ではOTE(100%達成時想定される年収)の30~40%がインセンティブで占められ、残りの 60-70% が固定給となります。一方、日系IT企業ではインセンティブ制度があまり一般的ではありません。

また、外資IT企業では営業活動のメソッドが体系化されており、再現性の高い営業活動が求められます。

これに対して、日系企業では営業メソッドは現場のハウツー中心で、定量的な目標(KPI)があっても、行動量の目標設定が多いです。

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外資ITのエンジニア職の特徴

外資系IT企業の日本オフィスは、ほとんどの場合、「日本の営業支店」という位置付けで、ほとんどの職種が「営業活動」を支援するための職種となっています。

エンジニアも同様で、営業活動をプロセス毎に分業していて、販売の前後で「プリセールス」、「ポストセールス」と違う呼び方をします。そして、それぞれの活動を支援するエンジニア職種が存在し、ほとんどのエンジニア向け求人が営業を支援するエンジニアの職種となっています。

プリセールスには、プリセールスエンジニア、ソリューションアーキテクト、ソリューションスペシャリストの3つの職種があり、それぞれが顧客との関係を重視しながら、技術的な知識や専門知識を活かして最適なソリューションを営業とともに提案する役割を担っています。

• プリセールスエンジニアは、技術的な専門知識と営業スキルを活かして、顧客に対して製品やサービスの価値を説明し、最適なソリューションを提案する役割を担っています。
• ソリューションアーキテクトは、ビジネスの要件と技術の両方を統合して、顧客に最適なソリューションを提供する役割を担っています。

ポストセールスには、テクニカルサポートエンジニア、テクニカルアカウントマネージャー、カスタマーサクセスマネージャー、プロフェッショナルサービスの4つの職種があり、それぞれが顧客の成功を支援し、企業のビジネス成果を追求する役割を果たしています。

このように、外資系IT企業のエンジニア職は、技術的な知識だけでなく、営業活動を支援する役割も重要で、プリセールスとポストセールスの両方で活躍する機会があります。

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大塚商会を辞めて、外資ITに挑戦したいけど不安・・・

日系企業から外資系へ転職することの心のハードルの高さは私も経験者なので理解しています。

真っ先によぎるのが「クビ」の話や「英語」の話、そしてやっぱり気になるのが「年収」の話。

外資転職ドットコムでは、私自身とアドバイザーの過去の経験を踏まえて「外資転職にチャレンジする前に知っていれば安心できたのに」という内容をまとめた記事がありますので、よろしければご覧ください。

具体的に、クビ、英語、年収について知りたい方はこちらもおすすめです。

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年収交渉で損をしないためにも、大塚商会などの優良SIerからの外資IT転職は転職エージェントを使うことが必須！

外資系への転職で最も重要なプロセスの一つが「年収の交渉」です。

外資系で何度も転職を経験すると、年収交渉も自分でできるようになりますが、初めての転職ではなかなか難しいものです。

交渉を切り出すタイミングや話の持っていき方など、様々なノウハウがそこにはあるからです。

外資転職ドットコムでも年収交渉について紹介している記事はありますが、相当自信がない限りは、転職エージェントに任せるのがいいです。

特に、外資系企業と比較すると日系企業の年収はかなり低いので、交渉をしないと転職して入社した後に自分だけ周りと比較してかなり年収が低い、なんてことになりかねません。

外資系IT企業からするとSIer卒業生は喉から手が出るほど欲しい人材ですが、まずは低めの年収が提示されます。

そこから交渉ができずに入社してから後悔している人を私は何人も見てきたので、初めての外資転職は転職エージェントを使って戦略的に進めることを強くお勧めします。

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