外資系IT企業では多くのJTC/日系企業卒業生が活躍しています。特に多いのがSIer出身者です。
SIerはその事業の特性上、外資ITの製品を含む幅広い製品を取り扱っているので、外資系IT企業は「即戦力」として好んでSIer出身者を採用しています。
SIer卒業生特集、今回は TIS の卒業生の転職先を見てみましょう。
まずは、卒業生がTISのどんなところに不満を持って退職を決めたのか、複数の口コミサイトの調査を踏まえて紹介し、その後、外資ITのほとんどの社員が使っているビジネスSNSのLinkedIn上で調査してTIS出身者がどのような外資系IT企業で活躍しているのかを紹介します。
日系SIer卒業生の退職理由として多く聞かれるのが「給料への不満」です。
冒頭のこのコラムでは、TISの平均給料と日本にオフィスを構える外資系IT企業の職種別平均年収やTIS卒業生の転職先外資ITの年収情報をまとめて紹介します。
転職サイト Indeed によると、TISの平均年収は役職によって幅があるようですが、500万円〜800万円ほどのようです。
TIS株式会社の平均年収は、約569万円 (ブランディング) 〜776万円 (施設管理) です。
Indeed
また、口コミサイト「ライトハウス」によると、TISの年収範囲は、200~1,200万円のようです。
外資系専門の転職エージェントの年収調査データによると、外資系IT企業の職種別基本給のレンジは以下の通りです。
役職 | 給与相場 |
Sale Account Manager 営業 | 1000万~2500万円 |
Customer Success Manager カスタマーサクセス | 1000万~1500万円 |
Pre-sales Engineer プリセールス | 1000万〜1700万円 |
Solution Architect ソリューションアーキテクト | 1200万〜2000万円 |
前述の調査データは「諸手当・ボーナスを除く基本給」の相場ですので、外資系IT企業ではインセンティブや株などが上記の基本給に上乗せされます。実際に、TISからの転職先外資ITの営業系職種のインセンティブなど全てを含んだ年収レンジは以下の通りです。( Glassdoor、level.fyi 参照)
TISからの | 転職先社名年収レンジ |
マイクロソフト(Microsoft)[詳細記事] | 1,800万円〜3,160万円 |
セールスフォース(Salesforce) [詳細記事] | 1,670万円〜2,879万円 |
アマゾンウェブサービス(Amazon Web Services) [詳細記事] | 1,720万円〜2,980万円 |
ボックス(BOX) [詳細記事] | 1990万円〜3460万円 |
データドッグ(DataDog) [詳細記事] | 1,610万円〜2,810万円 |
外資系IT企業は日本での知名度に関わらず年収が高いことをお分かりいただけるかと思います。
〜生涯年収〜
日系SIerから外資ITに転職したばかりの仲間の間で話題に上がるのが「生涯年収」です。
外資ITでは日系SIerでやっていた業務とほぼ同じような内容で年収が大幅に上がるので「もっと早く転職しておけば、生涯年収はもっと上がったのに」ということです。
ちなみに、ほとんどの場合、英語を喋れる人はいません。ほぼ全員が転職後に会社から支給される「英語学習補助」を使って頑張って勉強してます。
3年後、後悔しないために。
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私自身の過去5回の転職経験を踏まえて、キャリア相談におすすめな転職エージェントは以下の3つです!
1位: JACリクルートメント
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IT業界出身者の転職に強い
JACリクルートメントは、外資系だけでなく、国内のIT企業からの求人を多く取り扱ってきている歴史があります。IT業界でのキャリアを考える方にとっては情報の宝庫なので、ハイキャリアの方は好んでJACで情報収集、キャリア相談をしています。
転職希望時期「未定」でも受けれるキャリア相談、業界の情報収集におすすめ!
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2位:LHH転職エージェント(アデコ株式会社)
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外資系転職エージェントとしては珍しく第二新卒のハイクラス転職を支援している。若手には特におすすめ!
3位: エンワールドジャパン
【公式サイト】https://www.enworld.com/
エン・ジャパンが運営するハイクラス・外資転職向け転職エージェント。取引先企業は5,800社以上、サービス満足度97%。
外資転職ドットコム:管理人
- 5回の転職で6社を経験
- 日系ブラックIT企業で社会人3年目で月収25万円(交通費込み)から、転職を重ねて今は外資系IT企業で年収2700万円超え(令和4年実績)
- 給料関連の公的書類をこちらで公開中
プロフィール
5回の転職で6社(日系ブラック企業2社、外資IT4社)を経験して、10年で年収を約10倍にすることができました。(最初が安すぎたんですが笑)外資ITは数十名規模のスタートアップから数万名規模の超大手まで幅広く経験しています。
このブログでは企業の運営する転職系メディアでは紹介できないような裏話を含め、キャリア・年収アップを目指して外資ITへの転職を検討する上で気になるさまざまな情報を発信しています。
今後のキャリアプランの参考にしていただけたら嬉しいです。
”外資IT転職ドットコム”について
外資転職ドットコムは、日本国内のIT業界で働く全ての営業関連職の方に向けて、転職やキャリアの参考情報として外資系IT企業の実態をご紹介するブログです。本ブログは、管理人と複数の監修メンバーがそれぞれの体験と転職をすることで広げてきた各々の外資ITネットワークを通して収集した、企業の運営する転職系メディアでは紹介できない外資系IT企業の具体的な実態をご紹介しています。
監修メンバーは、それぞれが10年以上外資IT経験者のため、各々が大規模・中堅規模・小規模の企業を経験しており、外資転職ドットコムの内容は下記の外資系IT企業の中で複数の大・中・小規模の企業の内容を含みます。ぜひ、参考にしてみてください。(※全ての企業を含んでいる訳ではありません。)
IBM, Oracle, SAP, AWS, DELL, HP, Cisco, VMware, Lenovo, Microsoft, Salesforce, Google Cloud, Adobe, Opentext, Workday, SAS, Databricks, Snowflake, ZVC(Zoom), Splunk, Cloudflare, CrowdStrike, Okta, Akamai, servicenow, twilio
※外資転職ドットコムは、以下のサイトの情報や管理人の体験談をもとにしています。
人材サービス総合サイト、消費者庁、確かめよう労働条件、厚生労働省、総務省、ハローワーク、職業情報提供サイト、Google Scholar、キャリア形成サポートセンター、JOB PICKS、特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協会、levels.fyi、Glassdoor
TISの業界ランキングまとめ。もしかしたら勝ち組?本当にやばい?
卒業生の詳細に入る前に、まずはTISが業界の中でどのような位置付けなのかについて振り返りましょう。
改めて見返すことで、辞めたい!という気持ちも落ち着くかもしれません。
ココでは、SES初心者ナビさんの「SIerの年収・ホワイトランキング!IT企業100社を徹底調査」のデータをもとに紹介紹介させていただきます。
年収ランキング
TISは、平均年収714万円で、SIerの年収ランキングで46位となっています。
ホワイトランキング
SIerのホワイトランキングでは、TISは29位に位置づけられています。このランキングは、年収、売上高、離職率、残業時間、有給日数、勤続年数、評判の7つの項目を考慮して決定されます。
売上高ランキング
TISは、売上高4,483億円で、SIerの売上高ランキングで9位に位置づけられています。
それでもTISを辞めたい!
様々なランキングで上位に入る優良なSIerであるTISを卒業した方々はTISのどのようなところに不満を持っていたのでしょうか。
ここでは、転職会議、ライトハウス、Open Work、キャリコネに投稿されていたTISについての口コミから「会社に対する不満」や「退職理由」を中心に数百の口コミをいくつかの項目にまとめました。
先輩たちが何に不安を感じ、不満に思ってTISを辞めたのか、あなたの感じていることと照らし合わせてみてください。
給与と報酬
口コミでは、給与水準に関する不満が多く見られました。
特に、成果に対する報酬が不十分と感じる社員が多いようです。一部の社員は、業績が良いにも関わらず、固定給が低く、ボーナスも限られていると指摘しています。これが引き金となり、優秀な人材が会社を去るケースも投稿されています。
また、年功序列に基づいた給与体系も問題視されています。
若手社員は、どれだけ成果を上げても給与の上限があり、それ以上の報酬が見込めない状況とのことです。これに対し、年配の社員は、実力や成果に関わらず一定の給与を保証されているとの声もあります。
さらに、昇進や昇格に伴う給与減も指摘されています。
特定のポジションに昇格した後、給与が逆に減少するケースが存在し、これが社員のモチベーションを大きく下げているとのことです。
人事部門にも批判が寄せられており、給与体系や賞与についてもっと練り直す必要があるとの意見が多いです。特に、離職率と給与体系の関連性について、より深く考察するべきだとされています。
「外資系企業だから外資ITでは高い英語力が求められるのでは・・・」そんな風に思っていませんか?
実は多くの外資ITでは、高い英語力は必須とされていません。
サンプルとして、すでに多くの方が登録されている JACリクルートメント の掲載している(または、過去に掲載していた)求人をご紹介させていただきます。
多くの外資ITの掲載求人では「語学力」の項目がありますが、その多くが「初級以上」または「不問」です。外資系IT企業は基本的に日本国内のお客様の対応が主な業務ですので、対本社などんの英語を使う業務はマネジメント層が中心で、マネジメント層の求人以外は英語力は求められません。
英語力不問で年収1000万円以上は外資ITでは常識です。
もちろん、あそこも・・・
この記事の読者の方であれば、 JACリクルートメント がIT企業に強いことはよくご存知かと思いますが、外資IT以外でも、年収1000万円を超える国内SaaS系企業の求人や日系IT企業の優良非公開求人などを取り扱っているので、まだの方はぜひこの機会に登録、求人チェックをしてみてください。
キャリアパスとスキルセット
口コミによると、多くの社員は、所属する部門によってキャリアパスの選択肢が限られていると感じています。
特に、マネジメント職が主流であり、技術職として成長する機会が少ないというケースが投稿されています。
この結果、マネジメントと技術の両方でスキルを向上させたいという社員は、その期待が叶えられないために転職を考えることが多いようです。
また、特定の業務領域での経験とスキルを高めてきた社員もいますが、その業務領域が縮小した場合、これまでの経験を活かせなくなるという問題に直面しているようです。これは、特に専門性の高い職種で多く見られる傾向とのことです。
さらに、若手社員の中には、リーダー業務を早い段階で任されていますが、その背景には開発経験が乏しいという現実があり、自らのキャリアに対する不安と疑問を生む原因となっており、特にエンジニアリングのスキルセットが不足していると感じている方もいます。
中には多様な業界やシステムに触れることで、スキルセットを広げたいと考えている方もいました。
しかし、現状ではそのような多角的なキャリアパスが確立されていないため、多くの社員が他の業界への知見やスキルの拡充を求めて転職を考えているようです。
キャリアの「可能性」を調べなかった後悔だけはしないでください。
「ジョブ型」時代のキャリアプランの考え方を相談できる相手はなかなかいません。
私の親は終身雇用世代だったため、私自身もそうでした。
実は転職エージェントの中にはスグの転職を前提としないで、キャリアについて一緒に考えてくれる企業がいくつかあります。
自分のキャリアが気になったら、 JACリクルートメント のようなハイクラスへのキャリアアップを一緒に考えてくれる転職エージェントに自分の市場価値や進めるキャリアについて聞いてみると、キャリアの方向性がつかめるようになりますよ!
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IT業界出身者の転職に強い
JACリクルートメントは、外資系だけでなく、国内のIT企業からの求人を多く取り扱ってきている歴史があります。IT業界でのキャリアを考える方にとっては情報の宝庫なので、ハイキャリアの方は好んでJACで情報収集、キャリア相談をしています。
転職希望時期「未定」でも受けれるキャリア相談、業界の情報収集におすすめ!
「転職エージェント」とは転職を支援することを目的としている業態ですが、JACでは「長期的なキャリア支援」を前提に転職時期未定でも、業界同行や給与動向などの貴重な情報を教えてくれます。
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2位:LHH転職エージェント(アデコ株式会社)
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3位: エンワールドジャパン
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仕事の負荷と健康
口コミによると、多くの社員が、仕事の負荷が高いことで体調不良を起こすことがあると投稿しています。
特に、業績が好調な時期やプロジェクトのピーク時には、残業時間が60時間を超えるケースもあるようです。このような高負荷が続く環境では、社員自身だけでなく、周囲の同僚も体調を崩してしまう場合があるそうです。
中間管理職になると、負荷はさらに高まる傾向にあるようです。プレイングマネージャーとして働く社員は、業務外の時間にも顧客対応や組織運営のトラブル対応が求められるため、育児との両立が難しくなっているとの声もあります。
さらに、社内での異動が多いと、業務知識や技術要素が頻繁に変わるため、精神的にも大きな負荷がかかるようです。特に、技術者が成長するための環境が整っていないと感じる社員も多く、これが退職を考える一因となっているようです。
加えて、負荷が高い状態で働き続けても、将来的に給与が上がる見込みがないと感じる社員もいます。
このような状況では、仕事とプライベートのバランスを取ることが難しく、健康を維持するための選択肢が限られてしまうと懸念されていました。
家庭とのバランス
口コミによると、一部の社員は、業務量が多く、休日出勤や残業が当然となっている環境で働いているようです。
このような状況下では、ワークライフバランスが維持できず、家庭生活にも大きな影響を及ぼしてしまっているようです。特に、社用の携帯電話で夜間や休日にも業務連絡が入るため、完全に仕事から解放される時間が少ないという声が多くあります。
また、上位のポジションに進むことが「成長」とされている一方で、そのポジションではライフワークバランスが悪化するとの投稿もあります。
このような状況は、特に家庭を持つ社員にとっては、キャリアアップと家庭とのバランスをどちらを優先するかという選択を迫られる結果となっているとのことです。
さらに、顧客や上司からの要求が多いと、家庭とのバランスを考慮する余裕がなくなるケースもあり、これが原因で、多くの社員が退職を考慮しているとの投稿もありました。
業務領域の変化
口コミによると、業務のマンネリ化やルーティン化が多くの社員にとって大きな問題となっています。
特に、長期間同じプロジェクトや顧客に関わっている社員は、新しいスキルや知識の獲得が難しく、成長の機会が限られていると感じているようです。このような状況は、社員のモチベーションを低下させ、最終的には退職を考える要因ともなっています。
一方で、業務領域が頻繁に変わる環境もあり、これがストレスとなる社員もいます。
特に、業務の専門性が高い場合や、新しい領域に適応する時間が不足している場合、業務の変化は負担となると訴えています。
また、部署移動やジョブローテーションが少ないため、社員が一つの業務に固定されやすく、これが属人化やスキルセットの偏りを生む原因ともなっているようです。多くの社員が、業務の多様性と成長の機会を求めており、この点が改善されない限り、優秀な人材の流出は続くと懸念している方もいました。
さらに、業務の変化によっては、給与や報酬にも影響が出る場合があるそうです。
自己成長と将来の不安
口コミによると、成長の機会が限られる環境にいる社員が、将来に対する不安を抱えています。
特に、リーダーシップのポジションにいるにもかかわらず、技術的なスキルが不足していると感じる社員が多いです。このような不安は、彼らが自分のキャリアパスに疑問を持ち、結果として退職を考える要因となっています。
一方で、業務がルーティン化している部署や、新しいチャレンジが少ない環境では、社員は成長実感を得られず、これも退職を考える要因となっています。
社員が多様な業務や新しいプロジェクトに取り組む機会が少ないと、スキルセットの偏りや属人化が進む可能性がありそれを懸念している声も挙げられていました。
業務の選択肢と柔軟性
口コミによると多くの社員が、キャリアパスや業務内容に関して十分な選択肢が与えられていないと感じています。
この状況は、特に中途採用や異動が多い企業で顕著のようです。例えば、異動先の業務内容が自分のスキルセットや興味に合わない場合、社員は退職を選択するケースが多いようです。
一方で、某企業は兼業が許可されているため、外部での働き方も選択できるという柔軟性があります。しかし、そのような選択肢も給与や待遇が低い場合には、本質的な問題解決にはなっていないとの声も多いです。
また、いくつかの部署では、社員自らが業務内容やプロジェクトを選べる制度があるものの、その選択には多くの制約があるようです。特に、上層部の方針や経営戦略によって、実際には選択肢が限られていると感じる社員が多いです。
ワークライフバランス
多くの社員が、ワークライフバランスの維持が困難であると感じています。
特に、プロジェクトの状況や部門によっては、過度な残業や休日出勤が常態化している場合があるようです。このような状況が続くと、プライベート時間が犠牲になり、健康や家庭生活にも影響が出る可能性が高まることが懸念されています。
さらに、長時間労働が続くと、社員のモチベーションや生産性が低下する恐れもあります。一部の社員は、このような状況が続く限り、長期的に同じ企業で働く意義を見出せず、退職を検討することもあるようです。
一方で、企業側はワークライフバランスの改善に取り組んでいる場合もありますが、その成果が社員に十分に伝わっていないケースも少なくありません。例えば、フレックスタイム制度やテレワークの導入があるにも関わらず、実際にはそれらを活用できる環境が整っていないという声もあります。
組織文化と人間関係
口コミによると、多くの社員が感じているのは、組織文化と人間関係が仕事の満足度に大きく影響を与えるという点です。
例えば、一部の部門やプロジェクトでは、新たなチャレンジや成長の機会が少なく、これが人間関係にも影響を与えているそうです。特に中間管理職においては、業務負荷が高く、これがストレスとなって人間関係にも悪影響を与えることが多いようです。
また、一部の社員は、組織内でのキャリアパスが明確でないと感じ、これが人間関係の緊張や職場の雰囲気に影響している場合があるとのことです。特に、マネジメントと技術の両方でスキルアップを望む社員が多い中、そのような機会が提供されていないと、不満が高まる傾向があります。
企業のビジョンと個人の目標
口コミによると、企業のビジョンと個々の社員の目標の紐付きが弱いため、ストレスを感じている人もいるようです。特に、中途採用者やキャリアパスが不明確な社員にとっては、このギャップがストレスの一因となっています。
中間管理職はしばしばプレイングマネージャーとして働く必要があり、そのためには企業のビジョンと自らの目標をどう調整するかが重要な課題となっています。
特に、時間外の顧客対応や組織運営のトラブル対応に追われる中で、自らのキャリアパスをどう描くかが難しい場合もあるとのことです。
フレキシビリティと働き方
口コミによると、働き方や勤務形態は部門やプロジェクトによって大きく異なることが多く、一部のプロジェクトでは連日の深夜勤務や土日勤務が常態化しているそうです。
このような状況は、特に中年層や家庭を持つ社員にとっては、働き方のフレキシビリティが低いと感じる主な原因となっています。
また、一部の社員は10年後、20年後もこのような働き方を続けられるかどうか疑問を感じています。特に、年齢を重ねるにつれて、不安定な勤務時間や高い業務負荷は持続可能な働き方ではないとの意見も多いです。
多くの社員は働き方のフレキシビリティや勤務形態に改善の余地があると感じています。
私の経験を踏まえて、あなたにピッタリの転職エージェントを診断します!簡単な設問だけなので、ぜひ試して見てくださいね!
- Q1
- あなたの年齢は?
TISからの転職先、外資ITはこんなところ!
ビジネス系SNSのLinkedinでは、ユーザーの勤めてきた会社を見ることができます。
ここでは、Linkedinに「過去の勤務先」としてTISを登録している方の公開されている経歴を参考に「TISからの転職先」を紹介します。
Linkedinについて、ご存知でない方、使い方について知りたい方はこちらもご覧ください。
TIS から外資ITへの転職先
Linkedinを見ると、TIS出身の方は大手や成長中の有名外資ITで活躍されていることがわかります。
一部の方の実際の経歴キャプチャを掲載させていただきますのでご覧ください。
今の給料が安すぎると感じた事はありませんか?
慢性的な人材不足に苦しんでいるIT業界では特に「経験者」は高く評価され、SIer出身者は外資系IT企業を含む多くの企業で求められています。
ただし、採用する企業側としては「できる限り低い年収で採用したい」という思いがあるので、SIer出身者が「自分を高く売る」ためには企業側と交渉をしてくれるパートナーがいると心強いです。
最もおすすめなのが、SIer 出身者の成功事例が豊富で、幅広い求人を取り扱っている JACリクルートメント です。
JACリクルートメント は「スグの転職を前提としない」キャリアを一緒に考えてくれる数少ない転職エージェントの一つで、SIerにお勤めの方や出身者の方は会ってみるとキャリアの新しい発見があると思います。
SIer 出身者の成功事例
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TISからの転職先の中で、外資転職ドットコムの「外資IT研究特集」で紹介した企業もありますので、よろしければそちらも合わせてご覧ください。
外資ITの営業とエンジニアのお仕事
TISからの転職先として外資ITに興味を持たれた方に向けて、外資ITの営業職とエンジニア系職種について、簡単に紹介させていただきます。
外資ITと日系ITの営業職の違い
日系IT企業では、営業は主に事務処理を担い、お客様常駐SEが案件をコントロールするケースが多いですが、外資IT企業では営業がビジネスをドライブし、長期的な関係構築までが営業の役割です。
また、外資IT企業ではOTE(100%達成時想定される年収)の30~40%がインセンティブで占められ、残りの 60-70% が固定給となります。一方、日系IT企業ではインセンティブ制度があまり一般的ではありません。
また、外資IT企業では営業活動のメソッドが体系化されており、再現性の高い営業活動が求められます。
これに対して、日系企業では営業メソッドは現場のハウツー中心で、定量的な目標(KPI)があっても、行動量の目標設定が多いです。
外資ITのエンジニア職の特徴
外資系IT企業の日本オフィスは、ほとんどの場合、「日本の営業支店」という位置付けで、ほとんどの職種が「営業活動」を支援するための職種となっています。
エンジニアも同様で、営業活動をプロセス毎に分業していて、販売の前後で「プリセールス」、「ポストセールス」と違う呼び方をします。そして、それぞれの活動を支援するエンジニア職種が存在し、ほとんどのエンジニア向け求人が営業を支援するエンジニアの職種となっています。
プリセールスには、プリセールスエンジニア、ソリューションアーキテクト、ソリューションスペシャリストの3つの職種があり、それぞれが顧客との関係を重視しながら、技術的な知識や専門知識を活かして最適なソリューションを営業とともに提案する役割を担っています。
- プリセールスエンジニアは、技術的な専門知識と営業スキルを活かして、顧客に対して製品やサービスの価値を説明し、最適なソリューションを提案する役割を担っています。
- ソリューションアーキテクトは、ビジネスの要件と技術の両方を統合して、顧客に最適なソリューションを提供する役割を担っています。
ポストセールスには、テクニカルサポートエンジニア、テクニカルアカウントマネージャー、カスタマーサクセスマネージャー、プロフェッショナルサービスの4つの職種があり、それぞれが顧客の成功を支援し、企業のビジネス成果を追求する役割を果たしています。
このように、外資系IT企業のエンジニア職は、技術的な知識だけでなく、営業活動を支援する役割も重要で、プリセールスとポストセールスの両方で活躍する機会があります。
TISを辞めて、外資ITに挑戦したいけど不安・・・
日系企業から外資系へ転職することの心のハードルの高さは私も経験者なので理解しています。
真っ先によぎるのが「クビ」の話や「英語」の話、そしてやっぱり気になるのが「年収」の話。
外資転職ドットコムでは、私自身とアドバイザーの過去の経験を踏まえて「外資転職にチャレンジする前に知っていれば安心できたのに」という内容をまとめた記事がありますので、よろしければご覧ください。
具体的に、クビ、英語、年収について知りたい方はこちらもおすすめです。
年収交渉で損をしないためにも、TISなどの優良SIerからの外資IT転職は転職エージェントを使うことが必須!
外資系への転職で最も重要なプロセスの一つが「年収の交渉」です。
外資系で何度も転職を経験すると、年収交渉も自分でできるようになりますが、初めての転職ではなかなか難しいものです。
交渉を切り出すタイミングや話の持っていき方など、様々なノウハウがそこにはあるからです。
外資転職ドットコムでも年収交渉について紹介している記事はありますが、相当自信がない限りは、転職エージェントに任せるのがいいです。
特に、外資系企業と比較すると日系企業の年収はかなり低いので、交渉をしないと転職して入社した後に自分だけ周りと比較してかなり年収が低い、なんてことになりかねません。
外資系IT企業からするとSIer卒業生は喉から手が出るほど欲しい人材ですが、まずは低めの年収が提示されます。
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