年収は低い？NECソリューションイノベータ(NES)は何が”やばい”？辞めたいけど転職先は？NECソリューションイノベータ卒業生を調査！【SIer転職先特集】

外資系IT企業では多くのJTC/日系企業卒業生が活躍しています。特に多いのがSIer出身者です。

SIerはその事業の特性上、外資ITの製品を含む幅広い製品を取り扱っているので、外資系IT企業は「即戦力」として好んでSIer出身者を採用しています。

SIer卒業生特集、今回は NECソリューションイノベータ(NES) の卒業生の転職先を見てみましょう。

まずは、卒業生がNECソリューションイノベータ(NES)のどんなところに不満を持って退職を決めたのか、複数の口コミサイトの調査を踏まえて紹介し、その後、外資ITのほとんどの社員が使っているビジネスSNSのLinkedIn上で調査してNECソリューションイノベータ(NES)出身者がどのような外資系IT企業で活躍しているのかを紹介します。

NECソリューションイノベータ(NES)の業界ランキングまとめ。もしかしたら勝ち組？本当にやばい？

卒業生の詳細に入る前に、まずはNECソリューションイノベータ(NES)が業界の中でどのような位置付けなのかについて振り返りましょう。

改めて見返すことで、辞めたい！という気持ちも落ち着くかもしれません。

ココでは、SES初心者ナビさんの「SIerの年収・ホワイトランキング！IT企業100社を徹底調査」のデータをもとに紹介紹介させていただきます。

年収ランキング

NECソリューションイノベータは、平均年収750万円で、SIerの年収ランキングで33位となっています。

ホワイトランキング

SIerのホワイトランキングでは、NECソリューションイノベータは15位に位置づけられています。このランキングは、年収、売上高、離職率、残業時間、有給日数、勤続年数、評判の7つの項目を考慮して決定されます。

売上高ランキング

NECソリューションイノベータは、売上高2,832億円で、SIerの売上高ランキングで14位に位置づけられています。

有給取得率ランキング

NECソリューションイノベータは、平均有給取得日数が13.4日とSIer有給取得率ランキングで29位に位置付けられています。

勤続年数ランキング

NECソリューションイノベータは、平均勤続年数が16.8年とSIer勤続年数ランキングで24位に位置付けられています。

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NECソリューションイノベータ(NES)を辞めたい！

様々なランキングで上位に入る優良なSIerであるNECソリューションイノベータを卒業した方々はNECソリューションイノベータのどのようなところに不満を持っていたのでしょうか。

ここでは、転職会議、ライトハウス、Open Work、キャリコネに投稿されていたNECソリューションイノベータについての口コミから「会社に対する不満」や「退職理由」を中心に数百の口コミをいくつかの項目にまとめました。

先輩たちが何に不安を感じ、不満に思ってNECソリューションイノベータを辞めたのか、あなたの感じていることと照らし合わせてみてください。

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キャリアパスと個人の野望

口コミによると、多くの社員が感じる問題点の一つは、明確なキャリアパスが設定されていないことです。

これにより、社員は自分が将来どのようなポジションや役職に就くのか、どのようなスキルや資格が必要なのかが不明確で、不安や疑問を感じています。

また、社員が持つ個人の野望や目標が、企業のビジョンや方針と合致していない場合もあります。特に、自分が目指すキャリアパスと企業が提供する機会が乖離していると、フラストレーションが生じ易いです。

これらの問題が解決されない場合、社員の仕事に対する満足度が低下し、最終的には高い離職率につながる可能性があります。

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ワークライフバランス

企業文化と働き方は、社員の働きやすさや企業の成長に大きく影響を与える要素です。口コミによると、その点が多くの社員から疑問視されているようです。

企業文化には、一定の年功序列的要素があり、多くの社員がそれに疑問を感じています。このような文化は、新しいアイデアやイノベーションを生む機会を減らしていると感じられています。

働き方に関しても問題があり、多くの社員がワークライフバランスの維持が難しいと感じています。特に、働き方改革が十分に進んでいないとの声が多く、その結果として残業が増えているようです。

会社としては、企業風土改善プログラムを積極的に行っているものの、その成果はまだ見えていないようです。社員からは、これに対する更なる取り組みが求められています。

グローバルな働き方やフレキシブルなワークスタイルに対する需要も高まっています。しかし、多くの社員が現状ではこれらの働き方が十分に活かされていないと感じています。

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成果認識のギャップ

口コミによると、多くの社員が「頑張って成果を出しても差がつきづらい」と感じているようです。

この問題は、社員それぞれの努力や成果が適切に評価されていないという印象を与えているようです。特に、一部の社員は高い残業時間にも関わらず、その努力が給与に反映されていないと指摘しています。

また、社内で働く姿勢が評価される一方で、その成果に対する評価が低いという声もあります。

これは、企業が「頑張っている姿勢」よりも「実際にどれだけ成果を上げたか」で評価するべきであるという意見に繋がっています。特に、効率よく最大の成果を出すべきであるという基本的なビジネス原則が欠如していると感じる社員もいるようです。

さらに、年齢や在籍年数によって給与や評価が大きく変わるという問題も指摘されています。

中には、同じ成果を出しても年齢が高い人と給料が異なると感じる社員もいます。このような差別的な評価体系は、特にモチベーションを維持することが困難で、結果として企業が有能な人材を失うリスクを高めているとの指摘もありました。

ジェンダー問題

一部の口コミでは、女性社員が男性に比べてキャリアアップが難しいとの指摘があります。特に、女性がマネジメントポジションに少ないという意見も見受けられました。

一方、男性社員によっては、女性社員が多様性推進の名のもとに優遇されるケースがあると感じています。これにより、男性社員が不利な状況に置かれることもあるとの声があります。

また、給与に関する透明性の不足が指摘されています。具体的には、男女での給与格差があるとの口コミがいくつかありました。

女性社員によると、育児と仕事の両立が難しいという意見もあり、企業としてのワークライフバランスの推進が求められています。

メンタルヘルス

口コミによると、業務の複雑化や技術の進歩に追いつけないストレスがあり、それが精神的な負担となっているようです。

また、一部の社員は親会社との業務連携によるストレスを感じています。特に、親会社の方が給与が高いにも関わらず、ITスキルに乏しい人が多く、そのために疲れやすいとの声があります。

企業内での審査や発注業務も、肉体的・精神的に厳しいと感じる社員がいるようです。これが、メンタルヘルスを損ねる要因ともなっています。

いくつかの口コミでは、ストレスにより体調を崩し休職したケースも投稿されています。復帰後も、人事部や産業医からのサポートがあるものの、根本的な問題解決には至っていないようです。

さらに、社内政治や保身のための無駄な業務、不必要な資料作成なども、社員を精神的に追い詼む要因とされています。

企業の未来と戦略

口コミによると、会社の未来と戦略について、社員からは様々な見解が寄せられています。一部の社員は企業の方針と成長ビジョンに疑問を抱いているようです。

特に、企業の成長ビジョンが明確でないとの声が多く、社員にとっては自身の成長やキャリアパスに影響を与えています。また、成長意欲が高い人には合わない環境とも指摘されています。

戦略的な問題としては、特に営業部門での課題が指摘されています。高齢化が進む営業メンバーと、次世代のリーダー育成が不十分であるとの意見があります。

企業としては新しい事業や技術に投資をしているものの、それが即座に成果につながっていないとの評価もあります。このような状況が、社員の中で不安や疑問を抱かせているようです。

社員自身の未来についても、多くの社員が企業での成長やキャリア形成に悲観的な見解を持っています。これは、企業としての未来戦略が不明確であるため、社員が自分の将来を描きにくいという状況につながっています。

業務の複雑性と技術の進化

口コミによると、業務の複雑性と技術の進化は、多くの社員が日々感じる問題の一つです。特に、業務内容が先鋭化・複雑化しているとの声が多く聞かれます。

業務内容が複雑化しているため、多くの社員が技術に追いつけなくなっていると感じています。これが、大量の情報処理や疲れにつながっているようです。

業務内容が複雑化しているとされる背景には、多くの要素が影響しています。例えば、顧客の要求が多様化しているために、それに対応する必要があります。また、短期的な業績追求からくる業務の急性も、社員にとってはストレスの一因となっているそうです。

新しい技術の取り入れが難しいという問題もあります。特に、公的なシステムに関しては、遅延やバグが許されないため、社員にとっては大きなプレッシャーとなっているそうです。

新しい技術の導入については、多くの社員が期待と不安を持っています。

一方で、新しいツールやシステムが業務効率を向上させる可能性があるという期待がありますが、反面、適応に時間がかかるという不安もあります。特に、新しい技術を習得するための教育・トレーニングが不足していると感じる社員も多いです。

業務の複雑性と技術の進化が、社員のキャリアにも影響を与えています。特に、技術力を上げられない環境や、現場レベルの視座しかつかないといった問題が指摘されています。

人員構成と負荷

口コミによると、人員構成と負荷は、多くの社員が感じる企業での働きづらさの一因です。特に、人員が不足している部署や、過度な負荷がかかっている業務は、社員のモチベーションを低下させています。

若手が不足すると、その影響で残っているメンバーに過度な負荷がかかるという状況があります。その結果、疲弊している上司の姿を見て、将来的に自分もそのようになるのではないかという不安が広がっています。

場当たり的な人員配置により、短納期の案件が増え、それが過度な負荷となっています。特に、できる社員にはさらに高い負荷がかかり、そのバランスの悪さが問題とされています。

会社としては、人員配置や業務量の調整を行っているものの、現状ではその効果は不明確です。社員からは、これに対する更なる改善が求められています。

このような状態が続くと、社員の健康やモチベーションに悪影響を及ぼすだけでなく、企業としての競争力にも影響を与える可能性が高いです。特に、優秀な人材が他の企業に流れることで、人員の質も低下するリスクがあります。

定年退職に関する課題

一部の社員は、定年を待たずに早期退職を選ぶ傾向があります。

これは業務の複雑性や高度化に自分が追いつけないと感じた場合、またはセカンドキャリアに早めにスタートを切りたいと考えた場合が多いようです。

また、社員の高齢化は企業全体にも影響を与えます。特に、次世代の担い手が不足している場合、その影響は業績にも現れる可能性があります。

60歳以降も働き続けたいと考える社員が増えていますが、その選択肢やサポートが不足しているケースもあるそうです。これにより、多くの社員が不安や疑問を感じています。

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NECソリューションイノベータ(NES)からの転職先、外資ITはこんなところ！

ビジネス系SNSのLinkedinでは、ユーザーの勤めてきた会社を見ることができます。

ここでは、Linkedinに「過去の勤務先」としてNECソリューションイノベータ を登録している方の公開されている経歴を参考に「NECソリューションイノベータ からの転職先」を紹介します。

Linkedinについて、ご存知でない方、使い方について知りたい方はこちらもご覧ください。

NECソリューションイノベータ から外資ITへの転職先

Linkedinを見ると、NECソリューションイノベータ出身の方は大手外資ITで活躍されていることがわかります。

一部の方の実際の経歴キャプチャを掲載させていただきますのでご覧ください。

NECソリューションイノベータからの転職先の中で、外資転職ドットコムの「外資IT研究特集」で紹介した企業もありますので、よろしければそちらも合わせてご覧ください。

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外資ITの営業とエンジニアのお仕事

NECソリューションイノベータからの転職先として外資ITに興味を持たれた方に向けて、外資ITの営業職とエンジニア系職種について、簡単に紹介させていただきます。

外資ITと日系ITの営業職の違い

日系IT企業では、営業は主に事務処理を担い、お客様常駐SEが案件をコントロールするケースが多いですが、外資IT企業では営業がビジネスをドライブし、長期的な関係構築までが営業の役割です。

また、外資IT企業ではOTE(100%達成時想定される年収)の30~40%がインセンティブで占められ、残りの 60-70% が固定給となります。一方、日系IT企業ではインセンティブ制度があまり一般的ではありません。

また、外資IT企業では営業活動のメソッドが体系化されており、再現性の高い営業活動が求められます。

これに対して、日系企業では営業メソッドは現場のハウツー中心で、定量的な目標(KPI)があっても、行動量の目標設定が多いです。

外資ITのエンジニア職の特徴

外資系IT企業の日本オフィスは、ほとんどの場合、「日本の営業支店」という位置付けで、ほとんどの職種が「営業活動」を支援するための職種となっています。

エンジニアも同様で、営業活動をプロセス毎に分業していて、販売の前後で「プリセールス」、「ポストセールス」と違う呼び方をします。そして、それぞれの活動を支援するエンジニア職種が存在し、ほとんどのエンジニア向け求人が営業を支援するエンジニアの職種となっています。

プリセールスには、プリセールスエンジニア、ソリューションアーキテクト、ソリューションスペシャリストの3つの職種があり、それぞれが顧客との関係を重視しながら、技術的な知識や専門知識を活かして最適なソリューションを営業とともに提案する役割を担っています。

• プリセールスエンジニアは、技術的な専門知識と営業スキルを活かして、顧客に対して製品やサービスの価値を説明し、最適なソリューションを提案する役割を担っています。
• ソリューションアーキテクトは、ビジネスの要件と技術の両方を統合して、顧客に最適なソリューションを提供する役割を担っています。

ポストセールスには、テクニカルサポートエンジニア、テクニカルアカウントマネージャー、カスタマーサクセスマネージャー、プロフェッショナルサービスの4つの職種があり、それぞれが顧客の成功を支援し、企業のビジネス成果を追求する役割を果たしています。

このように、外資系IT企業のエンジニア職は、技術的な知識だけでなく、営業活動を支援する役割も重要で、プリセールスとポストセールスの両方で活躍する機会があります。

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NECソリューションイノベータを辞めて、外資ITに挑戦したいけど不安・・・

日系企業から外資系へ転職することの心のハードルの高さは私も経験者なので理解しています。

真っ先によぎるのが「クビ」の話や「英語」の話、そしてやっぱり気になるのが「年収」の話。

外資転職ドットコムでは、私自身とアドバイザーの過去の経験を踏まえて「外資転職にチャレンジする前に知っていれば安心できたのに」という内容をまとめた記事がありますので、よろしければご覧ください。

具体的に、クビ、英語、年収について知りたい方はこちらもおすすめです。

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年収交渉で損をしないためにも、NECソリューションイノベータなどの優良SIerからの外資IT転職は転職エージェントを使うことが必須！

外資系への転職で最も重要なプロセスの一つが「年収の交渉」です。

外資系で何度も転職を経験すると、年収交渉も自分でできるようになりますが、初めての転職ではなかなか難しいものです。

交渉を切り出すタイミングや話の持っていき方など、様々なノウハウがそこにはあるからです。

外資転職ドットコムでも年収交渉について紹介している記事はありますが、相当自信がない限りは、転職エージェントに任せるのがいいです。

特に、外資系企業と比較すると日系企業の年収はかなり低いので、交渉をしないと転職して入社した後に自分だけ周りと比較してかなり年収が低い、なんてことになりかねません。

外資系IT企業からするとSIer卒業生は喉から手が出るほど欲しい人材ですが、まずは低めの年収が提示されます。

そこから交渉ができずに入社してから後悔している人を私は何人も見てきたので、初めての外資転職は転職エージェントを使って戦略的に進めることを強くお勧めします。

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