キヤノンマーケティングジャパン(CMJ)は何がやばい？退職理由は？転職先は？CMJ卒業生を調査！【SIer転職先特集】

外資系IT企業では多くのJTC/日系企業卒業生が活躍しています。特に多いのがSIer出身者です。

SIerはその事業の特性上、外資ITの製品を含む幅広い製品を取り扱っているので、外資系IT企業は「即戦力」として好んでSIer出身者を採用しています。

SIer卒業生特集、今回は キヤノンマーケティングジャパン(CMJ) 卒業生の転職先を見てみましょう。

まずは、卒業生がキヤノンマーケティングジャパン(CMJ)のどんなところに不満を持って退職を決めたのか、複数の口コミサイトの調査を踏まえて紹介し、その後、外資ITのほとんどの社員が使っているビジネスSNSのLinkedIn上で調査してキヤノンマーケティングジャパン(CMJ)出身者がどのような外資系IT企業で活躍しているのかを紹介します。

やめたい！キヤノンマーケティングジャパン(CMJ)の退職理由まとめ

先輩の転職先を深掘りする前に、退職理由もきになるところだと思います。

ここでは、転職会議、ライトハウス、Open Work、キャリコネに投稿されていたキヤノンマーケティングジャパン(CMJ)についての口コミから「会社に対する不満」や「退職理由」を中心に数百の口コミをいくつかの項目にまとめました。

先輩たちが何に不安を感じ、不満に思ってキヤノンマーケティングジャパン(CMJ)を辞めたのか、あなたの感じていることと照らし合わせてみてください。

＊ここでの内容は、多くの過去の投稿も参考にしているので、現在は解消されている可能性もありますのでご留意ください＊

昇進・給与制度の不満

口コミによると、多くの社員が、昇進や報酬制度に関する透明性の不足や、期待に応えない制度に不満を抱えている様子が見受けられます。

具体的には、部門の上位ポジションに空きがないと昇進ができないという新しい制度の導入により、同一ポジションに留まる社員が増加しているという問題が挙げられています。

また、53歳に達すると自動的にポジションが下がり、それに伴う給料の削減があるにもかかわらず、この制度が人事規則には明記されておらず、過去の組合報に一度載ったのみであることに不安を感じる声もあります。

報奨制度の廃止や残業手当の改変など、無駄なコスト削減と称する社内改革により、社員のモチベーション管理がないがしろにされている状況も指摘されています。

特に昇進に必要な試験に合格しない限り、いつまでも平社員のままであるという現状は、多くの社員の意欲を削いでいるようです。

また、若手に対する補償がなく、平均年齢の高さから来る平均給与の歪みや、昇格試験の存在が、特に若手社員の生活を苦しめている現実も浮き彫りになっています。

社員が仕事の難易度や責任の大きさに対して適正な評価や報酬を受けられていないと感じることが、長期的なキャリア形成やモチベーション維持に影響を与えているようです。

業務内容とキャリアパス 

口コミによると、業務の振り分けに関する公平性の欠如、キャリアアップの機会が限られている点に不満を持っている方が多いようです。

特に、能力が高い社員には過度の業務が集中し、これが年功序列の給与体系と相まって、努力が報われないと感じさせる環境が存在しているようです。

また、事業の方向性が複合機に依存しているため、ITソリューションなどの新しい分野への拡大に挑戦したいと考えている社員がやりがいを感じにくく、キャリアパスの見通しが立てにくい状況があることが指摘されています。

転勤や部署異動が頻繁に行われることも、社員が直面するキャリアパスに関する課題の一つです。

異動が原因で通勤時間が長くなり、仕事とプライベートのバランスが取りにくくなっている例や、異動により自分に合わない業務を強いられるケースがあります。

これらは、社員がキャリアアップを目指すうえでの大きな障壁となっており、退職を検討する重要な要因の一つとなっています。

こうした状況は、特に若手社員にとっては将来に対する不安を招く原因となっており、自分の能力や知識を生かして成長できる職場を求めて転職を検討する動機にもなっています。

また、キャリアパスの不透明さや成長の機会が限られていると感じることが、優秀な社員の流出につながっている可能性も示唆されています。

労働環境とワークライフバランス

口コミによると、「労働環境とワークライフバランス」に関する不満が多くの社員の退職理由として挙げられています。

具体的には、仕事と私生活のバランスが取りにくいことや労働環境の厳しさが問題とされているようです。

社員たちは、長時間労働や休日出勤が常態化している状況に対して疲弊感を抱えており、それがメンタルやフィジカルの健康に悪影響を及ぼしていると感じています。

さらに、過剰な業務負担にも関わらず、それに見合った評価や報酬が得られていないことに対する不満も大きいようです。

また、ワークライフバランスの実現を目指した制度は存在しているものの、実際には業務量の多さから十分に活用できていない、または制度を利用することがキャリア上の不利益につながると感じている社員もいるようです。

これらの問題が積み重なることで、仕事に対するモチベーションの低下やキャリアへの不安感を抱える社員が増加しており、結果として退職に至るケースが多発していると考えられます。

職場文化と人間関係

口コミによると、職場文化と人間関係に関する多くの不満が明らかにされています。

特に、技術職の立場が低く評価され、自由度が少なく働きづらい環境である点、若手の成長環境が乏しく、実力があってもなかなか報われない体制が挙げられています。

これは、営業職のヒエラルキーが高く、技術者が見下される傾向にあるためです。

また、禁止事項が多く、仕事を進めづらいという意見もあります。

これは、インシデントやリスクへの過敏な反応により、交渉に時間がかかり本来の業務が妨げられているためです。

さらに、若手の成長機会が限られており、効率良く仕事を遂行できるベテランが優先される文化があることが指摘されています。これには残業規制と経費削減の方針が影響しています。

上層部の残業規制に対する考え方が実際の業務量や若手の成長機会を考慮していないことも、職場の人間関係や文化における問題として挙げられています。

待遇と福利厚生の不満 

口コミによると、待遇と福利厚生の不満が社員の退職理由として頻繁に挙がっています。

特に、再雇用に対する待遇が最低賃金程度とされ、長年勤め上げた社員に対する敬意が感じられない点が大きな不満として語られています。

これは、60歳定年以降の再雇用条件が極端に悪いことが原因で、社員を大切にしない企業姿勢を示していると感じられているようです。

さらに、営業職の外勤手当の廃止などにより、年間で見ても顕著な収入減に直面している社員が多数いることが明らかになりました。

また、家賃補助の不在や、家賃補助の提供がないために特に若手社員が厳しい状況に置かれているとの声もあります。

これは、社員が会社都合で異動する場合でも、5年目までは最低限の家賃補助が必要だという意見が強く、その欠如が不満の一因となっています。

人事制度の不透明さも問題として挙げられており、昇進ができない制度や、ポジションの上昇が見込めない状況にある社員が多く、同一ポジションの滞留が増加している状態が指摘されています。

これらの口コミからは、待遇と福利厚生に対する不満が社員のモチベーション低下や退職を引き起こしていることが読み取れます。

事業の将来性と成長の欠如

口コミによると、多くの社員が事業の将来性と成長の欠如に対して懸念を抱いており、それが退職の大きな理由となっているようです。

特に、主力事業である複合機やカメラ、プリンターなどのオフィス機器の市場が成熟し、新規事業の成長が鈍化している状況に不安を感じている声が多くあります。

評価制度が不透明で、国内市場のみに焦点を当てたビジネスモデルや業界の飽和状態が将来性を見いだせない大きな要因となっていると指摘されています。

さらに、若手や中堅層のキャリア成長機会が限られていることや、組織内でのポジションの上昇が難しいという問題が、特に優秀な人材の流出につながっているようです。

市場が縮小していく中で、日本国内における事業の将来に不安を感じ、より成長可能性がある企業や業界への転職を考える社員が多いとされています。

これらの口コミからは、企業が直面している業界の変化に対する適応の遅れや、内部の評価・昇進制度の不透明性、そして新規事業の成長鈍化が、社員のモチベーション低下やキャリアの不安、結果としての退職に大きく影響していることがうかがえます。

組織の硬直性と変化への抵抗 

口コミによると、組織の硬直性と変化への抵抗は、多くの社員が感じている退職の大きな理由の一つです。

過去の成功体験に固執し、新しいアイデアや変化を受け入れることに消極的な企業文化が根強いようです。

特に、上層部が新しい取り組みに対して保守的であるため、組織全体が前向きな変革を遂げることが難しい状況が見受けられます。

このような環境は、特に若手社員や変化を求める社員にとっては、モチベーションの低下やキャリア成長の機会の欠如につながっています。

加えて、組織が変化に対応する速度が遅く、市場や技術の進歩に即応できないことも問題として指摘されています。

これにより、社員は自身の能力やスキルを十分に活かすことができず、組織としての競争力の低下を懸念している様子が伺えます。

また、変化に抵抗する文化は、組織内での新たなアイデアや創造性の発揮を阻害し、結果として社員の退職につながっていることが明らかになります。

このような組織の硬直性と変化への抵抗は、社員のキャリアパスにおいて重要な障害となっており、特に将来性を求める若手社員にとっては、他の機会を探す大きな動機となっているようです。

経営戦略と方針の不一致

口コミによると、経営戦略と方針の不一致は、多くの社員が感じる退職理由の一つであるようです。

特に、主力事業の不振と新規事業の成長の鈍化は、社員に将来性の不安を与えています。

業界の成熟と価格競争の激化に直面しており、新しい軸を見つけ出すことができていないとの声があります。

さらに、経営層の年齢構成の問題や、若手の機会の欠如も指摘されており、優秀な人材が転職を選択する要因となっているようです。

会社全体の業績の振るわなさや、報奨制度の廃止、残業手当の改変などの無駄なコスト削減策も、社員の不満を増幅しています。

経営方針に戦略性が欠けており、感情論に基づくメッセージが頻繁に発信されるようになったことで、多くの社員が組織の未来に対して悲観的になっています。

このような経営の方針の不一致や、将来性の不安は、社員のキャリアパスを見直し、新たな職場環境を求める大きな理由となっているようです。

転勤や通勤に関する不満

口コミによると、転勤や通勤に関する問題は、社員が直面する大きな課題の一つです。

全国転勤の制度があり、社員は希望する地域を選ぶことができないため、生活の基盤を築くことが非常に困難になっています。

これが、多くの社員が長期的なキャリアプランを立てる上で大きな障害となっており、仕事とプライベートのバランスを取ることが難しくなっています。

転勤の頻度が高すぎると感じる社員も多く、これが退職を考える主要な理由の一つとなっています。

異動による通勤時間の増加も、社員の仕事に対する満足度を低下させている要因の一つです。

特に、異動により通勤時間が片道2時間近くになるケースもあり、これは身体的な負担だけでなく、仕事のモチベーションにも悪影響を及ぼしています。

さらに、社員の希望に沿わないポジションへの異動が行われることもあり、専門性を高めることが困難になると感じている社員もいます。

新しい挑戦への意欲

口コミによると、新しい挑戦への意欲は、多くの社員が会社を離れる大きな理由の一つです。

社員は、自分のスキルやキャリアをさらに発展させ、新しい分野やチャレンジに取り組む機会を求めています。

しかし、会社の現状や方針がこれを支援する体制になっていないと感じている様子が伺えます。

特に、技術革新の速い現代において、従来のビジネスモデルに依存し続ける企業の姿勢は、成長や発展を求める社員にとって、大きなフラストレーションとなっています。

また、社員が新しいことに挑戦したくても、会社がそのような取り組みに対して消極的であるため、自己成長の機会を外で探すことを選択しています。

この状況は、特に若手社員や中堅社員の間で顕著で、彼らは自分のキャリアパスや将来のビジョンを実現するために、他社への転職を検討しているようです。

キヤノンマーケティングジャパン(CMJ)からの転職先、外資ITはこんなところ！

ビジネス系SNSのLinkedinでは、ユーザーの勤めてきた会社を見ることができます。

ここでは、Linkedinに「過去の勤務先」としてキヤノンマーケティングジャパン(CMJ)を登録している方の公開されている経歴を参考に「キヤノンマーケティングジャパン(CMJ)からの転職先」を紹介します。

Linkedinについて、ご存知でない方、使い方について知りたい方はこちらもご覧ください。

キヤノンマーケティングジャパン(CMJ)から外資ITへの転職先

Linkedinを見ると、キヤノンマーケティングジャパン(CMJ)出身の方は大手の外資系IT企業で活躍されていることが見て取れます。

キヤノンマーケティングジャパン(CMJ)からの転職先の中で、外資転職ドットコムの「外資IT研究特集」で紹介した企業もありますので、よろしければそちらも合わせてご覧ください。

外資ITの営業とエンジニアのお仕事

キヤノンマーケティングジャパン(CMJ)からの転職先として外資ITに興味を持たれた方に向けて、外資ITの営業職とエンジニア系職種について、簡単に紹介させていただきます。

外資ITと日系ITの営業職の違い

日系IT企業では、営業は主に事務処理を担い、お客様常駐SEが案件をコントロールするケースが多いですが、外資IT企業では営業がビジネスをドライブし、長期的な関係構築までが営業の役割です。

また、外資IT企業ではOTE(100%達成時想定される年収)の30~40%がインセンティブで占められ、残りの 60-70% が固定給となります。一方、日系IT企業ではインセンティブ制度があまり一般的ではありません。

また、外資IT企業では営業活動のメソッドが体系化されており、再現性の高い営業活動が求められます。

これに対して、日系企業では営業メソッドは現場のハウツー中心で、定量的な目標(KPI)があっても、行動量の目標設定が多いです。

外資ITのエンジニア職の特徴

外資系IT企業の日本オフィスは、ほとんどの場合、「日本の営業支店」という位置付けで、ほとんどの職種が「営業活動」を支援するための職種となっています。

エンジニアも同様で、営業活動をプロセス毎に分業していて、販売の前後で「プリセールス」、「ポストセールス」と違う呼び方をします。そして、それぞれの活動を支援するエンジニア職種が存在し、ほとんどのエンジニア向け求人が営業を支援するエンジニアの職種となっています。

プリセールスには、プリセールスエンジニア、ソリューションアーキテクト、ソリューションスペシャリストの3つの職種があり、それぞれが顧客との関係を重視しながら、技術的な知識や専門知識を活かして最適なソリューションを営業とともに提案する役割を担っています。

• プリセールスエンジニアは、技術的な専門知識と営業スキルを活かして、顧客に対して製品やサービスの価値を説明し、最適なソリューションを提案する役割を担っています。
• ソリューションアーキテクトは、ビジネスの要件と技術の両方を統合して、顧客に最適なソリューションを提供する役割を担っています。

ポストセールスには、テクニカルサポートエンジニア、テクニカルアカウントマネージャー、カスタマーサクセスマネージャー、プロフェッショナルサービスの4つの職種があり、それぞれが顧客の成功を支援し、企業のビジネス成果を追求する役割を果たしています。

このように、外資系IT企業のエンジニア職は、技術的な知識だけでなく、営業活動を支援する役割も重要で、プリセールスとポストセールスの両方で活躍する機会があります。

キヤノンマーケティングジャパン(CMJ)を辞めて、外資ITに挑戦したいけど不安・・・

日系企業から外資系へ転職することの心のハードルの高さは私も経験者なので理解しています。

真っ先によぎるのが「クビ」の話や「英語」の話、そしてやっぱり気になるのが「年収」の話。

外資転職ドットコムでは、私自身とアドバイザーの過去の経験を踏まえて「外資転職にチャレンジする前に知っていれば安心できたのに」という内容をまとめた記事がありますので、よろしければご覧ください。

具体的に、クビ、英語、年収について知りたい方はこちらもおすすめです。

年収交渉で損をしないためにも、キヤノンマーケティングジャパン(CMJ)などの優良SIerからの外資IT転職は転職エージェントを使うことが必須！

外資系への転職で最も重要なプロセスの一つが「年収の交渉」です。

外資系で何度も転職を経験すると、年収交渉も自分でできるようになりますが、初めての転職ではなかなか難しいものです。

交渉を切り出すタイミングや話の持っていき方など、様々なノウハウがそこにはあるからです。

外資転職ドットコムでも年収交渉について紹介している記事はありますが、相当自信がない限りは、転職エージェントに任せるのがいいです。

特に、外資系企業と比較すると日系企業の年収はかなり低いので、交渉をしないと転職して入社した後に自分だけ周りと比較してかなり年収が低い、なんてことになりかねません。

外資系IT企業からするとSIer卒業生は喉から手が出るほど欲しい人材ですが、まずは低めの年収が提示されます。

そこから交渉ができずに入社してから後悔している人を私は何人も見てきたので、初めての外資転職は転職エージェントを使って戦略的に進めることを強くお勧めします。